リコーリース株式会社が、厚生労働省の「育メン企業アワード2016」でグランプリを受賞しました。同社では、男性が育児休暇をとることを推奨しています。
画像引用:ハフィントンポスト
企業分析・研究レポートを見ると、「出産・育児支援制度がある」と答えた人は100%。社員全体への認知度が相当に高いことが読み取れます。そんな育メン社員が多いリコーリースで、2015年度より開始されたのが「育メン☆チャレンジ休暇制度」です。
育児休業を最長2年に延長へ 厚労省が報告書案 https://t.co/y6L20EEwnM
育休を取った女性の職場への復帰が妨げられることがないよう、企業に対して配偶者出産休暇といった男性が育児に参加するための休暇制度などを積極的に設けることも求めています。
— piyopiyo (@hiyobei) December 8, 2016
もう強制的に男にも取らせるとか、男の育休に金銭的インセンティブを設けるとかするしかないのでは。→ 育休2年、親は複雑 保育所不足や男性取得率の課題なお https://t.co/eb3s4VlqQ3 pic.twitter.com/9BUdDoepYl
— rai-chan (@rai_chee) December 7, 2016
育メン☆チャレンジ休暇制度は、男性社員が育児に参加できるように生まれたものです。子どもの生まれた男性社員には最低5日間の育児休業取得が求められ、会社からは本人、直属の上司、担当の役員に案内メールが届きます。
制度の導入後、男性の育児休暇取得率は2013年度の20%から、2015年度には76.5%に大幅アップしました。
有給休暇の取得率は、2011年度の32.6%から2015年度に34.6%に上昇しました。同社の目標は35.0%で、年次有給休暇の取得促進を行う予定となっています。
キャリアロスの軽減とキャリアアップの促進にも力を注いでおり、3ヶ月以内の育休を対象に10日間の有給化も制度化されました。さらに、介護や育児などで長期の年休取得が難しい社員を対象に時間年休制度が、2014年度に新設されました。
社員の声を見てみると
- [40代 / 男性 / 元社員(正社員) / 営業系]週一回のノー残業デー(水曜日であることが多いです)や、有給休暇取得促進の施策などが継続的に実施され、定着していることから、ワーク・ライフ・バランスを取るには比較的恵まれた環境が整っているように思われました。
- [30代 / 女性 / 現社員(正社員) / 企画・事務・管理系]【業務時間削減の取り組み】ほぼ毎週1日ノー残業デーが設けられている。また年休消化を促す施策もある。
- [20代 / 女性 / 元社員(非正社員) / 企画・事務・管理系]【残業削減に向けた風土・取り組み】水曜日はノー残業デーでした。
- [20代 / 女性 / 元社員(非正社員) / 企画・事務・管理系]【有給休暇は取得しやすい環境か】直属の上司に口頭で伝え、勤務実績にそのまま登録すればいいので比較的取りやすいです。
さらにリコーリースは、女性活躍を推進している企業として「なでしこ銘柄2016」にも選ばれています。働きやすい職場を提供する企業努力は、少子化対策にもなります。
男性の子育て参加は、厚生労働省が勧めていることでもあります。同省のホームページには「イクメンプロジェクト」サイトが2010年6月17日から開設されました。
あとは、各事業所が男性の育児休暇を採用することを期待するばかりです。
via:ハフィントンポスト
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