ありそうでなかった、異なる障害を持つ人達が一緒に楽しめるスポーツ「ハンドサッカー」

どんな人も皆一緒に楽しめるボールゲームとして、東京都にある特別支援学校の教員たちが試行錯誤し生まれたスポーツだ。当たり前のように蹴って行う通常のサッカーも、当たり前のように手でパスを出すバスケットボールも、「当たり前」ではない人も多くいる。

ハンドサッカーとは

「手を使える子は手で」=「ハンド」、「足を使える子は足で」=「サッカー」という思いを込めて、この名前がつけられた。自分の得意な動きでプレーできるこのスポーツは、サッカーと同様に相手ゴールにボールを入れて合計得点を競う。重い障害でも、軽い障害でもあるいは健常者でも、同じフィールドの中で一緒にプレーできるように、ポジションやルールも工夫されている。

多くのスポーツ競技での「障害の程度」によるクラス分け

重い障害のある方が参加できる球技として思い浮かぶのが、リオパラリンピックで日本代表チームが銀メダルを獲得したヨーロッパ生まれのボッチャ。このボッチャでさえ、4つのクラス分けがされている。

パラリンピックで行われている球技は、ボッチャ・5人制(ブラインド)サッカー・7人制(CP:脳性麻痺)サッカー・シッティングバレーボール・車いすバスケットボール・ウェルチェアラグビー・車いすテニス・ゴールボールの8種目。

パラリンピック競技のその多くが障害種別が限定されていて、参加できる障害の種類や程度に制約がある。

2020年に迫るパラリンピック東京大会に向けて

日本ハンドサッカー協会は、2020年パラリンピック東京大会の公開競技採用を目指し、各地で普及活動を進めている。

東京生まれの「ハンドサッカー」がパラリンピック東京大会で公開競技として行われれば、「ハンドサッカー」の普及はもとより、ユニバーサルスポーツを通して、東京発信でユニバーサルなまちづくりや社会を改めて考えるいい機会になるだろう。

障害問わず、老若男女問わず誰もが楽しめる未来の新しいスポーツがここにある。

via:毎日新聞