発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。
忘れ物をした経験、皆さんも少なからずあると思いますが、学生時代に忘れ物の頻度が多かった私は登校前に4回、忘れ物がないかチェックする日々を送っていました。それでも忘れ物はなかなか減らなかった記憶があります…
今回はそんな忘れ物と発達障害の関係についてお話ししていきたいと思います!
新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。
今日も忘れ物…?
なぜ忘れ物をしてしまうの?
私は人よりもたくさん忘れ物をしてしまう小学生でした。なかなか忘れ物が減らず「確認が足りないのかな」「私がしっかりしてないから」と自分を責めるようになっていきます…
そんな時に自分が発達障害であると知り、それが原因だと分かると「自分の努力不足や確認不足が忘れ物の原因じゃなかったんだ!」と少し安心したのを覚えています。
ではなぜ、発達障害があると忘れ物が多くなってしまうのか? 理由は2つあります。
1つ目は「ワーキングメモリ」の弱さです。ワーキングメモリとは一時的な記憶能力のことです。「家に着いたら連絡して」という簡単なお願いも家に帰り着くまで覚えておくことが難しいのです。記憶力に問題はなく、関心があることや自分が重要だと感じることは長期的に記憶できます。しかし一時的に覚えておくべき小さな出来事を記憶することがとても苦手なのです。
2つ目は「不注意」です。ADHD(発達障害の一種)の特徴として不注意はよく知られており、忘れ物の原因にもなります。先生の指示を聞いている時や準備をしている時、持ち物の確認している時にも急に他のことが気になってしまい、注意が削がれてしまいます。そのため集中して明日の準備をすることが難しいのです…
忘れ物対策!
忘れ物の原因として「ワーキングメモリの弱さ」と「不注意」について紹介しました。この2つを克服するために周りの人と簡単に出来る対策を紹介していきたいと思います!
①ワーキングメモリの弱さを克服する
ワーキングメモリの弱さを克服するためによくオススメされるのはメモをとることです。しかし、ワーキングメモリが弱い人は聞いた情報を処理しながら書くことが難しい傾向にあります。そのため、口頭で「明日、体操服を持っていきてください」と言われてもメモを取ることが難しいのです。
そこで、情報を聞くのではなく見る!つまり、重要なことは口頭ではなく黒板などに書いてもらうことがここでの対策です。
見た情報の方が比較的処理しやすく、黒板に書いてある文字を見てそれを写す作業の方が得意な傾向があるからです。また、板書が難しい場合、学校から支給されるタブレットなどで黒板に書かれている文字の写真を撮ることでメモをしなくていい環境を作ることもできます!
②不注意を克服する
明日の準備をしている時に気が散ってしまう…そんな時は家族や他の誰かと一緒に準備することが大切です。
1人で準備できるようにならないと!と本人や周りの人が焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし発達障害は発達が遅れているだけで焦らずともゆっくりと成長することができます。
まずは誰かと一緒に安心できる環境で取り組み、準備をすることへの苦手意識や忘れ物へのトラウマを作らないことを大切にしましょう!
まとめ
今回は発達障害の特徴である忘れ物が多いことについて書かせていただきました。
老若男女問わず忘れもをしてしまう可能性はさまざまな場所に散らばっています。その中で忘れ物をしないというのは素晴らしいことですし、忘れ物をしてしまっても自らを責める必要はないと思います。対策をとり、次に活かせればそれも素晴らしいことだと思いませんか?
忘れ物をしても大丈夫!次に活かそう!という考え方がこの記事を通して伝われば嬉しいなと思います。

