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2025/9/10:フリーペーパーvol.114発刊!

ドラマ版『岸辺露伴は動かない』―奇譚を紡ぐドラマの魅力

実写化ドラマ『岸辺露伴は動かない』

皆さん『岸辺露伴は動かない』というドラマをご存じでしょうか?NHKで2020年から不定期で放送されているドラマで、その高い人気から4期も放映され映画も2本作られました。原作は漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(以下ジョジョ)のスピンオフシリーズで、ジャンルはサスペンス・ホラーになります。

自分は放送当時『ジョジョ』が好きだったので、実写化というのもあり期待と不安が混ざった状態で見たのですが、あまりの完成度の高さに実写化ってここまで上手く出来るんだ、と衝撃を受け以来この作品のファンになりました。今回はそんな『岸辺露伴は動かない』の魅力を紹介していこうと思います!

あらすじ

「ヘブンズ・ドアー 今、心の扉は開かれる―――」

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の岸辺露伴が、編集者の泉京香とともに奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうドラマ『岸辺露伴は動かない』。

NHK公式サイトより引用:https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/

岸辺露伴というキャラクター

このドラマの一番の魅力は、岸辺露伴のキャラクターの面白さと、それを完璧に演じる高橋一生さんの演技だと思います。

岸辺露伴は世界的に人気の漫画家という設定で、自己中心的で天邪鬼な性格のキャラクターですが、一方で漫画という芸術へのこだわりや読者を楽しませるというプロ意識が非常に高く、そのギャップが魅力的なキャラクターです。また、漫画のリアリティの追及と知的好奇心によって、不思議な出来事に自分から突っ込んで酷い目に合う所も魅力的だと思います。

そしてこの岸辺露伴を演じた高橋一生さんの演技が、完璧と言えるほどでハマり役だと思いました。原作から衣装や台詞などにアレンジが加えられているにも関わらず、立ち振る舞いや喋り方など、あらゆる部分が岸辺露伴そのものでかっこいいと感じました。

漫画の世界の表現の仕方が秀逸

もう一つの大きな魅力が、漫画の実写にあたっての落とし込み方がとても上手な所です。漫画の世界を無理に再現せずに現実の世界と融和した感じの作風で、現実に『岸辺露伴は動かない』のキャラクター達がいたらこうだろう、というリアリティがあり、実写化特有のコスプレっぽさが全くありませんでした。

また建築物や小物、構図などの美術的な部分のこだわりが凄く、日本のテレビドラマの中では抜きんでていると思います。映像を見ているだけで面白いと感じる瞬間がありましたし、美しさと気持ち悪さを両立している独特な雰囲気のホラーが作られていて、『ジョジョ』っぽさを感じました。

映画の方は美術的なこだわりの良さが更に出ていて、2本とも海外の話なのでとても景色を楽しめ、海外旅行をしているような気分を味わえました。

原作からアレンジした要素がハマっていて面白い

元は短編の漫画だったものが1時間のドラマになっているので、エピソードを付け足すなどのアレンジがされているのですが、その脚本も全体的にハマっていて魅力的だと感じました!

特に良いと感じたのが、原作ではほんの少ししか登場しない編集の泉京香というキャラクターが、ドラマ版では相方のような扱いで数多く登場するようになった所です。明るいキャラクター性やギャグっぽい露伴との掛け合いが、よりホラーになったドラマ版における清涼剤のような役割を果たしていました。

また、泉京香を絡めることで事件の前後などの原作にないエピソードを自然な形で展開していて、かつ単体のドラマとしても分かりやすく仕上がっているので、原作を見た人も見てない人も楽しめる作りになっていると感じました。

余談ですがこのドラマをきっかけに、泉京香役の飯豊まりえさんと岸辺露伴役の高橋一生さんが結婚していて驚きました。

まとめ

ドラマ版『岸辺露伴は動かない』について語ってきましたが、魅力は伝わったでしょうか?

ちゃんとホラーなので誰にでもおすすめ出来るドラマではないのですが、漫画のドラマ化としてとても完成度が高いので、ホラーに耐性がある人や『ジョジョ』が好きな人にはかなりおすすめです!

アマゾンプライムビデオ等の配信サイトで見ることができますので、ぜひ見てみてください!

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