純粋に音というものを楽しむきっかけになった
普段から音楽を聴くことが多い私。
しかし、ストレスが溜まったり、精神的に不安定になると普段聞いている音楽が早く感じたり、イライラすることが増え音楽を楽しめなくなっていたことがありました。
音楽鑑賞がストレスになってしまうと悩んでいたそんな去年の9月頃。
ふとInstagramを見ていると広告にクラシック奏者の3人である五十嵐紅トリオがエンニオ・モリコーネの代表曲『ニュー・シネマ・パラダイス』を弾いている広告動画が流れてきました。その動画を見た私は『この人達の音楽をもっと聴きたい』そう思いました。
ですが、私が純粋に『音』というものを楽しみたいそう思ったきっかけとなったのが、クラシックギター奏者の五十嵐紅さんが始まりでした。
ざっくり
『音を楽しむ』ということ
音楽というものは漢字の通り『音を楽しむ』に過ぎません。
好きなアーティストのライブへ行って、演奏とボーカルに酔いしれて、パフォーマンスに圧倒され、その場の雰囲気も楽しく最高な一日。
そんな楽しみ方も最高!しかし、最近の私の悩み。ライブハウスに行っても聴覚過敏で体調が悪くなってしまうこと。大好きなアーティストのライブへ行った際も、数々の有名アーティストのライブで使われているホールの音響が私史上最悪な環境でした。
とにかく雑音を拾いすぎていて、耳障りなのを感じました。
しかし、クラシックで使われるホールとなると音の響きなどがまた各ホールで違うようです。
普段から耳にする音楽ライブでは、ギターやベースは、アンプを繋いでスピーカーに音を送ることになるのでスピーカーが重要になっていきます。
反対にクラシック音楽ではスピーカーを使わずそのままの音で『本来の音』を楽しめるのです。
私は紅さんの演奏を初めて生で聴いた時、『音楽に言葉はいらない』そう思いました。奏でる音色だけで心が満たされて、ときめきを感じるのです。
五十嵐紅トリオとニュー・シネマ・パラダイス
私がInstagramの広告で知ったクラシック奏者の3人である『五十嵐紅トリオ』。
五十嵐紅トリオは、ギタリストの五十嵐紅を中心に、友人であるヴァイオリン奏者の倉冨亮太(NHK交響楽団/次席)、チェロ奏者の広田勇樹(元・東京フィルハーモニー交響楽団/次席)で構成されています。彼らは2022年11月にトリオを結成し、コンサートや動画配信などを行っています(チャットGPTより引用)
多くの人が、五十嵐紅トリオを知るきっかけになったであろうエンニオ・モリコーネ作『ニュー・シネマ・パラダイス』。
今年から、オーケストラ編成以外での演奏が認められなくなりました。(トリオのニュー・シネマ・パラダイスは編成で演奏をしています)
モリコーネのご遺族の意向でこのような形になったとのことで、次にニュー・シネマ・パラダイスが弾けるのが70年後だそう。
トリオの3人は、100歳になっても弾いているのでしょうか。(笑)
様々な映画音楽を楽しめる公演『シネマプログラム』
今年2025年1月から7月までシネマプログラム公演を開催しました。
映画『ティファニーで朝食を』の劇中歌『ムーンリバー』。弦楽器の奏でる音と音の重厚感がたまらないのです。
優しいクラシックギター、重厚感のあるしっかりとしたチェロ、高らかで伸びのあるヴァイオリン。この3つの弦楽器だけでここまでの音を作り出せるのかと感動しました。
映画『オズの魔法使い』の劇中歌で有名な『オーバー・ザ・レインボー』。
作詞はエドガー・イップ・ハーバーグ、作曲はハロルド・アーレン。この曲も有名な曲です。トリオの演奏で聴くとより感動してしまいます。
9月から公演スタート『ジブリプログラム』
9月3日の横浜公演を皮切りに五十嵐紅トリオの『ジプリプログラム』。全国10ヶ所(東京2公演含まない)、北は盛岡から南は福岡まで『ジブリツアー』と題してツアープログラムが行われます。
日本が世界に誇るジブリ。その物語を、目ではなく、耳と記憶でたどる。オーケストラのために書かれたジブリ音楽を、ギター・ヴァイオリン・チェロという最小編成で描きなおす。
三人の奏者が、音響設計・構成・間合いのすべてに神経を研ぎ澄まし、久石譲の音楽に潜む奥行きを一音ずつ掘り起こしていく。6作品を、それぞれ約20分の組曲として再構成。
単なるメドレーではなく、物語全体の構造を読み解き、音楽として再構築することで、「聴くジブリ」の本質に迫る試みとなる。繊細な声部設計と、空間を活かした響き。
そして三人の奏者による高度な集中と、限界まで引き出された超絶技巧。
それは見せるための技術ではなく、描ききるための必然として用いられる。音楽としてのジブリ、その核心へ。(五十嵐紅公式ホームページより引用)
公演プログラムの構成では
『Aプログラム』『Bプログラム』の二部構成となっており、各公演でプログラムが異なります。
Aプログラム【となりのトトロ、風の谷のナウシカ、千と千尋の神隠し】Bプログラム【天空の城ラピュタ、魔女の宅急便、もののけ姫】となっています。
私が、ジブリ映画で大好きな『千と千尋の神隠し』の劇中歌、久石譲作『ふたたび』
2分38秒辺りからの転調で鳥肌が止まらず・・・これを生演奏でいつか聴いてみたいと願うばかりです。
最近7月には、ジブリ作品を中心とした久石譲フィルムコンサート東京ドーム公演行われていました。
東京ドームとだけあって音響が心配との声も上がっていましたが、音圧や音響も最高だったとの声がたくさん上がっていました!
五十嵐紅ソロ『ギターと静寂』全国ツアー
今年の1月から始まった紅さんソロの全国ツアー。もちろん47都道府県周るようです。
鹿児島公演は9月26日(金)15:00開演。会場はサンエールかごしまで行われます。
小さいホールではありますが、紅さんが奏でる優しいクラシックギターの音色を楽しめるのではないかと思います。
(『アメイジググレイス』ギターと静寂2025 / リハーサルより)
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