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日本代表の各ポジションの後継者問題は気にしなくていい

Young Football Players Kicking Ball on Soccer Field. Soccer Horizontal Background. Youth Junior Athletes in Red and Blue Soccer Shirts

日本代表に欠かせなくなった選手たち

日本代表に欠かせない選手がどの世代にもいて、その選手の代表引退が近づくと、日本中が後継者問題で揺れた。

「あの○○選手の後釜が思いつかない」
「○○選手と同レベルの選手なんていない」

と、かなり悲観的になっていた。
だが、個人的にはこの問題は、全く心配しなくていいと思います。

前例

今の日本代表は、ボランチといわれるポジションの二人、遠藤 航(えんどう わたる)と守田 英正(もりた ひでまさ)が欠かせない存在と言われています。
遠藤が32歳、守田は29歳で、サッカー選手としてはベテランの歳になっていて、後継者問題が不安視されています。
二人は同じポジションの他の選手とレベルが違い、ファンは最初に書いた通りの心境です。
ですが、この状況は以前にも何回も見てきました。そして心配は毎回杞憂に終わっています。

例えば、長谷部 誠(はせべ まこと)が代表引退した時、

「長谷部の後継者なんて存在しない」
「あのリーダーシップを持ってる選手なんて他にいない」

と、諦めムードでした。
しかし、すぐに遠藤と守田が頭角を現し、今は二人が代表を引っ張っています。
他にもあるであろう前例を覚えていないのは、ファンの不安をぬぐってくれる、後継者が必ず出てきているからだと思います。

若手の成長

後継者に困らないのは、進化し続ける若手の存在が大きいと感じます。
日本には有名な選手だけでなく、今は目立っていないだけの、有能な若手も大勢います。そういった若手選手たちが海外に挑戦して、個のレベルアップが進んでいます。
先日行われたU-20世代(20歳以下の代表)のアジアカップでは、初めて聞く名前の選手が活躍していた。その選手を見て「日本にはまだこんなに凄い選手がいるのか」と、驚かされました。
そうした選手たちが育って、気付けば引退した選手の穴を埋めていた。こうした育成システムのおかげで、ファンの不安は取り除かれています。

中堅組の覚醒

後継者問題に欠かせないもう一つの背景が、ある程度経験を積んだ選手の成長です。
確かに、日本は若手選手の成長に期待している所が大きいです。
ですが、若手以外も活躍していれば、代表に呼ばれます。
国内や海外のサッカーリーグで長年くすぶっている選手でも、何かがきっかけで活躍して世界の注目の的となり、一気に代表に昇り詰めることもあります。こうした選手たちの成長も、日本サッカーを支えるものとなっています。

複数の後継者

遠藤と守田のポジションには、有能な若手が多数存在しています。その存在は国内にも、海外にもいて、今も成長しています。他のポジションの後釜も、しっかり育っていて、不安はなさそうです。

今は不安になるかもしれませんが、2030年ワールドカップ前の数年間で、選手たちはさらに成長して、後継者問題は解決されていると思います。

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