心地よい読書ライフを送るために
書店やネットで一目惚れして購入した本。そのうち読もうと思っていたのに、忙しかったり、他のことに夢中になってしまい、いつのまにか埃をかぶっている…。気が付けば、部屋中に本が散在している。本とのフィーリングが合わず、読みかけのまま放置している。引っ越しや収納スペースの都合で泣く泣くお気に入りの本を手放した。
これらの経験は、誰でも一度はあるのではないでしょうか?本との出会いは一期一会。今回は、心地よい読書ライフを送るためのヒントを紹介します。
幸福本と資料本に分類する
購入した本は大きく2つのカテゴリーに分類することができます。勉強やスキルアップ、自己啓発など参考資料として買った本、それから小説や雑誌、画集など自分の楽しみとしての本です。その2種類のカテゴリーを意識して、自分の本を整理してみて下さい。
- どういった目的で購入したのか
- 今の自分にとって必要なものか
- 今すぐ読まないといけないのか
- ずっと手元に置いておきたいと思えるものか
資料本であれば、全体を斜め読みしたり、要所にふせんをつけて目印にしておくことができます。また、幸福本であれば、今の自分の「読みたい気持ち」のグラデーションを知ることができます。本を分類することで、目的や優先順位がはっきりします。
自分の読書傾向・好みを細分化する
生活スタイルのどのシーンで読書しているのか、環境や心境の変化によってどのようなジャンルの本を手に取っているのか、自分の読書傾向を見つめてみましょう。時間帯や天気、感情などによって、選ぶ本も変わっていることに気がつくはず。
また、お気に入りの文章や言葉選びの著者など「好き」を細分化しノートに書き出してみるのもおすすめです。小さい頃愛読していた児童書などから、「好き」のルーツを探してみるのも面白そう。
自分の読書傾向や「好き」を知っておくと、選択肢が増えます。本選びで迷うことが少なくなりますし、違うジャンルの本を選ぶときにも参考になりますよ。
本と向き合う環境を整える
本と向き合う時間は心地よいものにしたいもの。心置きなく読書を楽しむためのスペースや、本棚にもこだわりたい。読書シーンに応じて切り替えられる読書灯、本棚のアクセントにもなるブックエンドなど、お気に入りのアイテムを揃えてみて下さい。
本のコンデションを長く保つための秘訣は、日光と湿気に気をつけること。本棚は、直射日光が当たらないようにしましょう。破損の原因にもなるので、本を積み重ねたり、無理に詰め込まないことが重要です。また、湿気や紙魚対策として、天気の穏やかな日に虫干しをしましょう。
本をディスプレイインテリアとして飾ったり、木箱を本棚として利用する方法もあります。ネットでDIYや、ブックコーディネートのアイディアが探せるので、心地よい環境作りの参考にしてみて下さい。
ファイリングする
新しい本を購入したいけれど、読みかけの本がある。増え続ける本をどうにかしたい。だけど処分するのが惜しい…。そんな時におすすめなのが、本をファイリングすること。ハサミを入れるのは少し抵抗がありますが、本棚をお気に入りで満たすために、グッとこらえて。
ファイリングする際は、その本自体が好きなのか、または一部の文章、ページなどが好きなのかを基準にして下さい。例えばアーティストのインタビューページや、レシピのメモなどです。また、背幅が調節できるバインダーも販売されているので、活用してみてください。
気にいったフレーズや参考になる箇所をノートに書き留めて、フレッシュな感情を詰め込んだブックノートを作ってみても良いですね。
素敵な読書ライフを
本との付き合い方は人それぞれ。1冊の本を熟読する人もいれば、多読を楽しむ人もいます。また、資料本にカテゴライズされる本でも、挿絵や装丁が気に入っていて手放したくないケースもあると思います。
自分に合った本との付き合い方を模索してみてください。
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