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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

62歳になった私、「免許証の返納どうしようか?」

免許証返納の話

8月で62歳になりました。還暦だった2年前に比べると体力的にずいぶん衰えており、「そろそろ、断捨離とか終活とかいろいろと考えなきゃいけないな」の思いを持っています。

まず、思いたったのが運転免許証でした。高齢者による加害事故増加傾向と、次の免許更新で期間が切れるのが71歳、年に2~3度の大きな買い物や無線コンテストの移動のためのレンタカーやホームセンターのトラック貸し出しとなるマイカーなしの運転との事情で、70になったら返納にちょうどいいかなとの思いが湧きあがりました。

運転免許証返納と交通機関

年々、地方の公共の交通事情は悪くなっています。「高齢者の足を奪わないで」と行政やマスコミは訴えていますが、相手は商売ですから採算性のない路線は容赦なく減便や路線廃止と切り捨てられるので、高齢者はますます車に頼る始末です。

もちろん、歳をとっているからといって東池袋の上級国民のプリウスミサイル事故は許されるものではありませんが、「東京のような交通機関が発達している地域でも、老人が自家用車を利用しなければならない現状というのは変えていかなければならないのかな?」との思いがあります。

返納のメリットやデメリット

返納後の交通補償は、バス・市電で料金が半額(一部の民営全線、高速バス、空港シャトルバス等を除く)となっています。

私が住んでいる地域のバスは、平日昼間は1時間に2本、朝夕のラッシュ時には1時間4本のダイヤが組まれているので不便さはさほど感じませんが、これが土日祝となると半分になるのです。一番近くの大型スーパーは毎時1本のバスしかありません。

障害者パスを持っているので市内バスや市電が無料となりますが、減便や最悪路線廃止となると困ります。目標は70歳の引退ですが、現状はダイヤ改正でどんどん減便されているので、今のままでは考えなしに70歳運転引退とは言えなくなりそうです。

運転履歴証明書提示によるサービスの割引(主に飲食)で、タクシーが1割引きとなります。私の持つ障害者手帳を見せてもこれらのサービスは受けられないので、バス・市電半額以外は恩恵といえます。タクシーも半額にしてくれれば運転を継続するメリットが薄れるんですけどね。まぁ、毎回、カードを見せないといけないからメリットとは言えなのですけど。

このようなデメリットの多さにより、高齢ドライバーの数はまだまだ減らないと思います。

認知症と運動能力低下

私が恐れるのが、「認知症」です。ニュースによる「道路で逆走したうえで事故を起こす」、「コンビニにダイレクト入店する」などの事故を起こしているにもかかわらず「車が悪い!」、「轢かれた方が悪い!」などの責任逃れをする認知症患者の言動が怖く、そうなる前に免許の返納を考えました。

元々、マイカーは持っていないし、運転も年に数回するかしないかなんですが、レンタカーは高いし、事故を起こした時の保険の免責金額や休業補償もエグいです。「もし、運転中に認知症を発症したらどうするのか?」そう思うと、脳が元気なうちに動けるだけ動いて70歳に免許返納運転する方がよいと思いました。

私の運動機能も年々衰えてきており、この40数年間よく事故らなかったと思うこともあります。中には間一髪、避けられた思い出もありました。「そういう反射神経やとっさの場合の判断や動作が鈍らないうちに運転をやめることが最もクレバーな選択なのかな?」と今では思います。

一人暮らしのデメリットとして、認知症の疾患を誰にも気づいてもらえないというのがあります。たとえ認知症患を発症していても他の方からは「毎日、車を運転して元気だなぁ」くらいにしか見てもらえません。認知症の疾患を持っていても「オレは認知症じゃない、その証拠に車を運転できるんだ」などと言ったりと、運動機能や視覚機能が衰えているのです。

あとがき

目標の70歳まではまだ8年ありますが、「バスの便数減便やタクシー料金の値上げで生きづらくなるのかなぁ・・・今の丘陵地域から平地に移り住み、車をやめてシニアカ―や電動車いす、ちょっとした移動では電動アシスト自転車(サイクルあさひで5千円引き)にしようかな」と考えることがあります。

免許返納をせずに中古の電動ゴルフカートとかモペット(フル電動自転車)も考えに乗せたほうがいいかもです。いずれにしても高齢による交通手段は厄介な問題ですね。

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