以前、こんなニュースがあったことはご存知でしょうか?聴覚に障がいを抱えた人が電話では通報ができないため、FAXによって緊急要請を行いましが、消防署では誤報と勘違いをし、救急車を出動させませんでした。
もちろん、
「聴覚障害者等緊急通報用ファクス」とは
広島市消防局が管轄する地域(広島市、海田町、坂町、熊野町、安芸太田町、廿日市市吉和地区。以下、「広島市消防局管内」とします。)を対象に、聴覚または音声・言語機能に障害のある方などが、緊急通報(火災や救急などの通報)を行う手段として、ファクスを利用して、広島市消防局に緊急通報を行い、消防車や救急車の要請ができるものです。
とあり、広島市などではFAXでの緊急通報を受け付けていますが地方により取り組みはさまざまです。
わたしはこのニュースを見た時に「全国で統一したほうがいいのでは?」「緊急時にFAXなど送る余裕があるのか?」と、疑問に感じていました。
ご紹介する兵庫県の加古川市消防本部では聴覚障害や言語障害がある方のために、新しい仕組みを導入しました。
それは「NET119」というサービスです。
NET119はスマートフォンを利用して通報する仕組みです。
緊急通報を受けた消防からチャットによって連絡を行います。
画像引用:Dawn corp
このサービスを利用するには事前登録で、「緊急」「消防」「その他」など状況に合わせて通報をすることができます。
画像引用:神戸新聞NEXT
外出先でもGPSを利用して位置を特定するため、外出先になにかあった場合も安心です。
画像引用:Dawn corp
また、NET119は徐々に対応地域も増えていっており、2016年6月時点では120の消防が導入を行っています。
画像引用:Dawn corp
特に2015年は多くの消防がNET119のサービス導入に乗り出し、大きく広がりをみせています。
サービス導入時には説明会なども行われてるところも多いので、わたしの地元鹿児島で説明会あったときには足を運びたいとおもいます。
今後、このサービスが全国で統一されたサービスになることを期待しています。
via:Dawn corp
via:神戸新聞NEXT
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