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2024/10/10:フリーペーパーvol.103発刊!

発達障害の日常マンガ【サングラス必須?眩しすぎる太陽光】

発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。

今回のエピソードは太陽光に関するエピソード。夏は日差しが強く、多くの人が紫外線に悩まされる中、ここにも悩める人間が一人…。その悩みとは?

新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を知ってもらえたらと思います。

 

敵は太陽光!?

 

曇りの日でも太陽が眩しい理由とは?

曇りの日や夜にサングラスをつけている人、皆さんもみたことありますよね?それをファッションとして楽しんでいる人もいれば、もしかすると太陽光や電灯を眩しいと感じている人もいるかもしれません。

今回は太陽光について描かせていただきましたが、電灯やスマホの光でも眩しいと感じます。どうしてそう感じるのか?それは発達障害の特性の一つ「視覚過敏」が影響しています。歯の知覚過敏と似ていますが「視覚」過敏です。

他にも「聴覚過敏」や「感覚過敏」などもありますが、ここでは「視覚過敏」について掘り下げていきたいと思います。

その「視覚過敏」とは何なのか、これは文字の通り視覚が過敏になってしまう特性です。視覚過敏は感覚過敏の一つで、目からの刺激(光など)に過敏に反応してしまうものとなります。それが原因で、太陽などの光が他の人よりも眩しく感じるのです。

 

私たちができること

光が眩しいことに対する対策は皆さんもいくつか思いつくかもしれませんが、私なりの対策を紹介していきたいと思います!

①サングラスをかける

車の運転や海に行く時など、眩しい時にはサングラスをつけますよね。

同じようにサングラスをつけることで眩しさを回避できます。これはかなり気軽にできる対策といえます。

しかし、「サングラスは似合わない…」「恥ずかしいかも…」と考える人もいるのではないでしょうか?実際、私は近所のスーパーや病院に行く時は周りと比べて浮いている気がして、外でサングラスをかけるのは気が引けてしまいます。

そんな時におすすめなのが、メガネのレンズに色を入れるという手段です。

色を入れるといっても濃い色を入れる必要はありません!薄い色を入れるだけで効果がありますし、近くでよく見ないと分からないくらい色が目立ちません。

では、そんなメガネをどうやって手に入れるのか…紹介したいと思います!

<色のついたメガネの買い方>

①メガネの専門店に行く(JINS・眼鏡市場など)

②店員さんに「レンズに色を入れたい」と伝え、どんなカラーがあるのか見せてもらう

③レンズの色を選ぶ(意外と薄い色でも効果があるので、最初は薄い色でもOK!)

④メガネのフレームも選び、メガネを作ってもらう

⑤後日できたメガネをかける!

これだけです!普通にメガネを買う時とあまり変わりません。色と一緒にレンズに度を入れることもでき、目が悪い人でも作ることが可能です。

また、人それぞれ見やすい色は違うため、お店でたくさんのカラーを試してみてください!

②スマホやパソコンの光を調節する

太陽光以外にも眩しい!と感じるものがあります。その一つがスマホやパソコンなどのモニターの光です。視覚過敏がある人は積極的にモニターの光を調節してみるのもおすすめ!

スマホやパソコンは今の時代どうしても手放せないもの…。でもモニターを見てるとすぐ目が疲れてしまう。という人はいつもより光を下げてみてください。

私はモニターの明るさを調節するようになってから、目が疲れたり、目の疲れから頭痛が起きたりすることが減りました。

③家の明かりも調節する

自分の家の明かり、皆さんはどんなものを使っているでしょうか?実は明かりの色によって刺激が強いものとそうでないものがあります。

例えば学校などでよく使われている蛍光灯。この蛍光灯は昼白色という白っぽい光であることが多いと思いますが、この白っぽい光が刺激になっていることもあるのです…。

昼白色は正午の太陽光と同じくらいの光と言われており、爽やかで明るい環境を作るために用いられます。しかし、視覚過敏の人からすると正午の太陽光はとても刺激の強い光となっているのです。

そのため、昼白色の光が眩しいと感じる人は白熱灯でよく使われる電球色などの温かい光に変更してみましょう!光の色や明るさを細かく調節できる照明もあり、おすすめです。

 

まとめ

今回は、光が眩しいというお話でした。「光ってそもそも眩しいじゃん?」と思うかもしれませんが、曇りの日に外に出るだけで眩しいと感じるなど些細なことで刺激を感じてしまう人がいます。

メガネ、モニターや照明の明るさという身の回りのものを調整するだけで少し生きやすくなると思っています。

皆さんの周りにも「視覚過敏」を持っている人がいるかもしれません。そんな人がいることを今後の家具選びや日常生活で少し意識してもらえると嬉しいです。

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