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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

世界のクリスマスについて

クリスマス

海外のクリスマス事情 

太陽の日差しが恋しい季節、クリスマスがやってきます。幼いころにサンタさんからプレゼントを貰った想い出がある人もいるのではないでしょうか。日本では一般的なイベントとして親しまれているクリスマス。今回は世界のクリスマスについてご紹介したいと思います。 

命の木に祈りを込めて  

今では一般的な行事として親しまれているクリスマス。その起源については諸説ありますが、太陽を祈りの対象としたミトラ教、古代ケルトの収穫祭など、様々な宗教の土着信仰が融合した祭事とされています。永遠の象徴である常緑樹に獲物をささげ、火を焚き神々を称えました。

それがクリスマスツリーの始まりだとされています。ツリーに飾るオーナメントにはそれぞれ意味があるそうです

  • 星(ベツヘルムの星)イエス・キリストの誕生を人々に知らせ導いた「希望の星」を表す。希望と夢の象徴
  • 天使 聖母マリアに受胎告知した天使「ガブリエル」(ガブリエルは神の言葉を伝える天使)
  •  常緑樹である柊は永遠、赤い実は魔除けを象徴
  • ベル 神の祝福を告げる喜びの象徴
  • 靴下 聖ニコラウス(サンタクロースのモデルとなった)の逸話から。プレゼントをもらえるようツリーに願いを込めて飾る

クリスマスカラーである赤、白、緑にも意味があるとされています。赤はイエス・キリストが流した血、神の愛情・寛大さ、白は純潔・平和、緑は力強さ・永遠性を表します。

クリスマスマーケットへ行こう 

オーナメントで飾られたクリスマスツリー、光の花が咲いたようなイルミネーション、雑踏の中を行く人の軽やかな足取り…世界各地でクリスマスマーケットが開催されます。 

ツリーに飾るオーナメントを始め、クッキーや雑貨、美しい装飾が施されたキャンドルなど様々なものが販売されます。どれも欲しくなってしまいそうなものばかり。また屋台ではスパイス入りのホットワイン、焼き菓子などが楽しめますよ。

厳かな雰囲気の中で行われる聖歌隊による合唱会、アーティストによるライブやトークショーなどの催し物も楽しみの一つ。近年では、オーガニック製品やハンドメイド作品の販売も行われています。ぜひ家族や恋人とクリスマスマーケットへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 

口福を召し上がれ 

クリスマスの定番の料理といえば、ローストチキン、ポットパイ、シュトーレン。ピザやポテト、サラダなどのオードブルに、クリスマスケーキ。ケンタッキー・フライドチキンを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

国や地域により食べられている料理は異なりますが、共通しているのはパン(ケーキ)を食べるということ。

  • スパイスやドライフルーツ、ナッツなどを練りこみ焼き上げた パネトーネ(イタリア)
  • 猫のしっぽのような形が可愛らしいサフラン(スパイス)入りパン ルッセカット(スウェーデン)
  • 小さな人形と豆の入ったくじ引きゲームが楽しめるケーキ  ロスコンレイエス(スペイン) 
  • レーズン入りの編みパン ヴァノーチカ(チェコ)
  • もち米とココナツを使用したケーキ ビビンカ(フィリピン)

キャンドルやリースで美しく飾られたテーブルに、趣向を凝らした料理が並びます。暖炉のあたたかさ、キャンドルの火の揺らめきに癒され、和やかな雰囲気の中でおいしい料理をいただくのは至福のひとときです。

幸福な一日を

キリスト教では、クリスマスは「キリストのミサ」を意味し、イエス・キリストのために祈る聖なる日とされています。そのため、ヨーロッパやキリスト教地域では宗教行事としての側面が強く、祭事として行われます。

一方、アジアやイスラム圏など一部の地域では、クリスマスの過ごし方が異なります。祭事というより一年の新年を祝うイベントとして認識されているようです。日本と同様、大切な人たちと楽しい時間と過ごします。

今でこそ楽しいイベントとして親しまれていますが、紆余曲折の歴史を経て現在に至ったことは、あまり知られていないのではないでしょうか。宗教観の対立で「反クリスマス運動」が起こり、痛ましい事件が発生したり、信仰の自由が侵害されるなど問題が生じています。

太陽は雲の隙間からやわらかな光を降り注ぎ、すべての人々にあたたかさを与えてくれます。宗教や人種、性別に関係なく穏やかな一日を過ごせますように。 

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