前代未聞の大人気タイトル爆誕!
皆さんは、「シャングリラフロンティア」という作品をご存知でしょうか?
この作品は、近未来のVRMMOゲームがテーマの小説で、小説投稿Webサイトの「小説家になろう」や「週刊少年マガジン」で連載されており、同サイトで高い人気を集めています。連載を開始して2023年10月に至るまで書籍化されていないのにも関わらず、ファンアートや二次創作小説・動画、ボードゲームなどが作られるなど人気だったため、書籍化よりも先に2020年7月7日にコミカライズ化されました。
2023年10月にアニメ化もされ、半年間・連続2クールでMBS・TBS系列28局ネット「日曜5時枠」にて放送されています。
ざっくり
あらすじ
舞台はフルダイブ型VRゲームが一般に普及し、日常的に遊ばれるようになった少し先の未来。
ごく普通の日本の高校生である主人公・サンラクこと、陽務楽郎(ひづとめ らくろう)は、クソゲーを愛し、クソゲーばかりをクリアすることに達成感を見出す偏食高校生ゲーマーで、「クソゲーハンター」の異名を持っている。
夏休みを目前に、新たなクソゲーを求めてゲームショップを訪れた楽郎は、「たまにはクソゲー以外もやってみたら?」と『シャングリラ・フロンティア』を薦められ、プレイすることになる。
数々のクソゲーをプレイすることで培った理不尽なバグとクソ調整に鍛えられたおかげで、プロゲーマー並の技術と強靭なメンタリティを持つサンラクが、神ゲー「シャングリラ・フロンティア」のとてもハードな難易度に挑戦する様子を描いています。
「シャンフロ」の魅力
そんな大人気な作品「シャンフロ」。内容的にゲームがメインということで「ゲームが好きじゃないと楽しめなさそう……」と思う人もいるかもしれませんが、ゲーム好きじゃなくても楽しめる理由が3つ程あるので、紹介します。
設定もりもりで魅力的な主人公
サンラクはクソゲーを愛し過ぎているため、クソゲーで頻発するバグに慣れてしまっている。そのためバグが発生せず、通常通りプレイできる「シャンフロ」で、驚くようなテクニックと対応力を見せます。
鳥頭に半裸という一見ユニークな見た目ですが、実はとても強い熟練のプレイヤーで、面白いビジュアルと戦いの中で見せるギャップが、個性的で魅力的に見せます。また、圧倒的に不利な状況でも楽しむことを忘れないメンタルはとても尊敬できると思います。
ゲームの世界観を生かしたアニメの仕組み
サンラクが「シャンフロ」を紹介してもらうところから始まり、ゲームで最初に行うキャラの見た目を設定するキャラメイクまでも描かれています。そこから初めのザコ敵をたおしたり、武器を作るために鉄鉱石を掘ったりなど……。まるでサンラクといっしょにゲームを進めているような感覚を味わえる構成になっています。
バトルシーンに施されたこだわり
作画の美麗さに加えてアングルに臨場感があり、武器で敵の攻撃をはじくシーンはぶつかった衝撃や欠けた刃が散り散りになる光で描かれています。クリティカル攻撃が入ったときは「CRITICAL!!」という文字が飛び出し、思い切り火花が散るのも爽快感があります。
ゲームの世界観を盛り上げる音楽
「シャンフロ」を見るにあたって欠かせないのはやはり音楽です。
FZMZ(ファソムズ)「BROKEN GAMES」
オープニングテーマを担当するのは、FZMZ(ファソムズ)です。国内に限らず、海外でも大きなヒットを生み出してきた音楽の最前線を走る5人のアーティストが集結したスペシャルバンドです。クソゲーの意味をもつタイトルがつけられた書き下ろし楽曲「BROKEN GAMES」です。
CHiCO「エース」
エンディングテーマを担当するのはCHiCOさんです。数々の大人気アニメの主題歌を担当し、10~20代女性を中心に絶大な支持をうけたアーティストのCHiCO with HoneyWorksが一時活動休止したため、CHiCOとしてソロプロジェクトを開始しました。曲名は「エース」です。
まとめ
皆さん、シャングリラフロンティアの魅力について分かっていただけたでしょうか?クソゲーを愛するサンラクが神ゲーといわれる大人気ゲームに挑戦し、さまざまなモンスターとのバトルやプレイヤー同士の争いに抗いながら強くなっていくという非常に熱いストーリーでとても見応えがある作品です。
やはり「強くなりたい!」という大きな目標を達成するため、常に考え、努力し、それに合わせて工夫するというサンラクのスタイルはゲームではなくとも、生活の一部に生かせるのではないかと私は思います。