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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

網田的!普段はアニメを見ない方にもオススメできるアニメ作品 パート3【GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】

網田のオススメ作品【GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】

皆様、私の記事を読んでいただきありがとうございます。
今回オススメするアニメ作品は【GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】です。本作は、【かぐや様は告らせたい】や【弱虫ペダル】とは違い、ガッツリとファンタジーの作品です。ファンタジーと言っても色々ありますよね。ドランゴンボールやワンピースもファンタジー作品ですが、本作は最近増えてきた異世界転移・異世界転生というジャンルの異世界転移モノのファンタジー作品です。

異世界転生・異世界転移とは

2004年から徐々に増えていき2010年代から爆発的に増えたジャンルですが、普段はアニメを見ない方でもファンタジーはご存知の方は多いかと思います。「でも異世界転生・異世界転移とは何ぞや?」と思う方は多いかと思います。

実は異世界転移に関しては、私たち日本人と凄く馴染み深く、異世界転移の元祖はなんとあの古事記なのです。イザナギがイザナミを黄泉の国から連れ戻す為に黄泉の国へ赴くと古事記に書いてありますが、これも立派な異世界転移ですね。連れ戻す事には失敗してしまいますが、ちゃんと現世に帰ってきていますね。

他にも1822年の仙境異聞(著者:平田篤胤)や1910年の遠野物語(著者:柳田國男)と実は古くから異世界転移モノはありました。アニメでも1983年に放送された『聖戦士ダンバイン』という作品があるので、日本人と異世界転移・異世界転生を題材にした作品は非常に身近なのだと思います。

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

本作は小説版とコミック版の二種類あり、小説版は2006年4月から連載され、2009年9月で完結するも2017年7月21日からSeason2の連載がスタートしております。コミック版は2011年7月30日より「アルファポリス 電網浮遊都市」にてWeb連載が開始され、2023年6月22日に第23巻が発売されています。(アニメの二期はまだなのか?早く製作してくれ)
本作は元々ケータイ小説から始まり書籍化した作品となっております。スマホが普及してきた現代だからこその書籍化とも言えますね。

喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生な銀座の英雄

季節は夏、場所は銀座、本作の主人公『伊丹 燿司(いたみ ようじ)』は、年に2回開催される大型同人誌即売会に参加する為に心を躍らせながら駅のホームへ向かっている最中だった。彼のモットーは喰う寝る遊ぶ。その合間にほんのちょっとな人生で仕事と趣味のどちらを取るかと言われたら間違いなく趣味を取り、趣味の為に仕事をするという、そんな彼が同人誌即売会に出店するサークルをスマホで確認しながら歩き(歩きスマホは危ないぞ!)

もうすぐ駅内に入ろうとした時に、奇妙なモノが飛んでいるのが視界の端に入った。遠くから普段の街からは聞かない音に悲鳴や怒号、そして銀座では聞くことが絶対に無い獣の様な咆哮。伊丹が慌てて外に出るとそこには阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていた。

伊丹が異変を感じる少し前、銀座の街に不思議な光景が見られた。それはうっすらと透けている透明で巨大な門、凱旋門の様に扉がないその門がどんどんと色が付いていき、最終的には銀座の交差点には道路を塞ぐ程の巨大な門が出現した。

出現した門の門内から聞こえてくる馬の嘶きや多くの人間の雄叫び、獣のような鳴き声。そして、程なくして門から次々と馬に乗った西洋甲冑を身に着け、真剣を携えた兵隊と明らかにこの世界では存在しない異形の化け物。突如として現れたソレらが銀座にいる人々を襲いだし、銀座は地獄に変わった。

そんな光景を目の当たりにした伊丹は、急いで周囲の人々への避難誘導と襲われている人の救助をする為に動き出した。走り出した伊丹の目の前には襲われている警察官と警察官に剣を振り下ろそうとしている兵士、伊丹は直ぐさま兵士の腕を取り投げ飛ばし、警察官が持っていた拳銃を取り兵士へ迷わず銃弾を撃ち込んだ。

何故、伊丹がその様な行動を出来たのか?それは伊丹が陸上自衛隊の隊員だからだったのだ。伊丹は、それから逃げ惑う人々を頑丈な門がある皇居へと誘導し、人命救助と避難誘導を行いつつ警察や自衛隊に応援を要請し、到着までの間に人命救助と避難誘導に従事していった。多くの犠牲者と負傷者や敵の捕虜を出した出来事は、後に銀座事件と呼ばれるようになった。

もちろん伊丹は夏の同人誌即売会には行けなかったが、後日その勇気ある行動を評価され二等陸尉に昇進しました。
そして、伊丹は銀座の英雄と呼ばれる様にもなりました。

銀座事件後も現場になった銀座も少しずつ日常を取り戻しつつあったのですが、一か所だけ銀座事件の惨劇の痕跡と非日常を否が応でも感じさせる光景が広がっていました。銀座事件の襲撃者が出てきた門が銀座の交差点に存在し続けていたのです。
当然、新たな襲撃者が出てこないようにシェルターで門全体を覆い封鎖しています。封鎖の際に、自衛隊が門の奥に偵察をしたら門を抜けた先は広大な草原と手付かずの大地が広がっていました。

【GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】の導入は以上になります。
これから伊丹を中心に、自衛隊が門の先にある異世界での活動や異世界を巡って現代の各国による工作などが繰り広げられていくのです。

本作は他の異世界転移作品と違う点としては『異世界と現実世界を行き来できる』という点です。本作はその点を利用して異世界の住人が現実世界に来たら各国はどういうアクションを起こすのか、異世界に行き来できるとしたら各国はどういう思想になるのか、という切り口で話を進めていくのも見所ですし、自衛隊が製作に協力していたりと他の作品との大きな違いがあります。

まとめ

今回は、異世界転移や異世界転生が意外と我々日本人と親和性が高く身近なジャンルだという事と、スマホが普及したからこそ頭角を表してきた電子書籍やWeb連載・ケータイ小説の作品を取り上げてみました。

最近は【なろう系アニメ】という、元は無料ケータイ小説サイトで素人が連載をしていき、そこで人気になって書籍化してマンガ化してアニメ化するという作品が春夏秋冬のどの時期のアニメでも一作品は入っているようになってきました。
これからはその【なろう系アニメ】も取り上げていきたいと思います。

最後まで私の記事を読んでくださり、誠にありがとうございました。

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