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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

19歳、東京、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに出会う

今回はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバムの記事を書かせて下さい

僕がヴェルヴェット・アンダーグラウンドにハマったのは、19歳の頃で、当時東京に居ました。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの紙ジャケCDが発売されていて、CDショップにてまとめ買いをしました。あまり予備知識がなかったのですが、1stアルバムの「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」のアンディ・ウォーホルがデザインしたバナナジャケットは知っていたし、名盤とのことだったので買いました。2ndアルバムの「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」が在庫切れで、それ以外は紙ジャケで買うことが出来ました。

1stアルバム、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」

19歳の僕が1967年発表のこのアルバムにハマるのは、不思議な感じですが、それくらい聴く人々を魅了するパワーを持ったアルバムです。

まずヴェルヴェット・アンダーグラウンドの紹介をさせていただきます。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは1964年に結成された、アメリカのバンドです。主要メンバーは…

ルー・リード ボーカル、ギター、ピアノ、キーボード、作詞、作曲 (1942年3月2日 – 2013年10月27日 )

ジョン・ケイル  ヴィオラ、ヴァイオリン、ギター、ベース、ボーカル、作曲 (1942年3月9日 -)

スターリング・モリソン ギター、ベース、コーラス (1942年8月28日 – 1995年8月30日)

モーリン・タッカー ドラムス、コーラス (1944年8月26日 – )

ダグ・ユール ギター、ベース、ドラムス、ボーカル (1947年2月25日 – )

となります。ダグ・ユールは初期メンバーではなく、ジョン・ケイルが脱退してから交代して3rdアルバムからの参加になります。1stアルバムはリード、ケイル、モリソン、タッカーの4人に加えてアンディ・ウォーホルの依頼により女優のニコがボーカルとして参加しています。

アルバム、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」は発売当時はヒットしませんでしたが、非常に影響力が強いアルバムで、今日では名盤中の名盤として扱われています。僕がこのアルバムに出会ったのが2000年代でしたが、その頃にすでに名盤でした。

とにかくこのアルバムは、とりつかれたように毎日聴いていました。特に2曲目の「I’m Waiting For The Man」と10曲目の「The Black Angel’s Death Song」は狂ったように聴きました。当時、アパートとから片道10分の場所に職場があったのですが、昼休みに家に戻り、「I’m Waiting For The Man」と「The Black Angel’s Death Song」を聴いてから、また職場に戻るというルーティンを繰り返していました。それくらい大好きな曲です。

「The Black Angel’s Death Song」の逸話があります。ある日、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはライブハウスの管理者から「今日はあの『The Black Angel’s Death Song』は演奏するな!あの曲は不吉だ!演奏したら出て行ってもらう!」というような事をいわれたそうです。そしてヴェルヴェット・アンダーグラウンドのライブが始まりました。1曲目はもちろん「The Black Angel’s Death Song」。速攻でライブハウスを追い出されてしまうという、何ともかっこよすぎるエピソードです。

今回、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」のレコードを購入しました。19歳の頃に一気にタイムスリップしました。A面、B面に分割して聴くと、より一層このアルバムの理解度が高まりました。B面は「Heroin」から始まります。A面とB面の素晴らしいバランス感覚。これだからレコードはこの当時の音源を聴くのに最適です。

他のアルバムも素晴らしいです!

前述の、CDショップでアルバムを購入した際、2ndアルバムの「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」は後々購入したのですが、こちらは1stアルバムよりはポップさは無くなりますが、よりダークでコアなヴェルヴェット・アンダーグラウンドの勇姿を聴くことが出来ます。相当かっこいいアルバムです。

3rdアルバム、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」はジョン・ケイルが脱退したあと、発表されます。僕はジョン・ケイルの音楽センスが好きなので、正直、この3rdアルバムは物足りない感じがいなめないです。ルー・リードの創作エネルギーは素晴らしいのですが。このエネルギーが爆発するのは4thアルバムの「ローデッド」だと僕は思います。

コンピレーションアルバムの「VU」、「アナザー・ヴュー」なども発売されています。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの足跡をたどる資料として貴重なアルバムです。

4thアルバムの「ローデッド」は実質、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの最後のスタジオ・アルバムです。ルー・リードの何とも吹っ切れた感じが非常に素晴らしいです。「Sweet Jane」、「Rock&Roll」など名曲が収録されています。

いかがだったでしょうか

ロックが好きな人なら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド?もちろん最高だよ!、と何を今さら感がすごい記事ですが、読んでいただきありがとうございます!もしヴェルヴェット・アンダーグラウンド、まだ未聴の方は是非ともチェックしてみてください!是非とも素晴らしい音楽体験を!(2023年8月16日時点)

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