病院からだいぶ離れた場所に住んでいる人や忙しい人、体調管理に気をつけたい人にとっては必見である。これさえあればいざという時に役立つアプリだ。
今回、スマートフォンなどを用いた遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」にて、利用者のバイタルデータを医師や医療機関と共有する「ヘルスケア機器連携」の機能が提供された。
ヘルスケア機器連携では、スマートフォンと連携する血圧計や体温計などで習得したバイタルデータをポケットドクターと連携させることにより、利用者は自身の日々のバイタルデータを医師や医療機関と共有しながら、健康相談を受けることができる。
さらに、整形外科・皮膚科・呼吸器科・歯科など、好きな時間と診療科目、そして医師を選べる「予約相談」というものもある。
画像引用:日経デジタルヘルス
連携可能なデータは「血圧」「血糖値」「体重」「体温」「心拍数」「歩数」「酸素飽和度」の7種類だそうだ。共有したいデータのみを指定することも可能だ。
ポケットドクターを利用する医師は、ビデオ通話による映像情報も確認することができる。さらに、ヘルスケア機器から生体情報が得られるため、利用者の身体の状態をこれまでに比べより明確に把握できるようになるようだ。
過去分のデータをいつでもグラフとして閲覧でき、健康状態の管理に利用できるのが魅力だ。
画像引用:ポケットドクター
赤ペン・指差し機能により、患部の写真に医師から的確な指示をすることもできるようだ。
高齢化が進んでいる日本。医師不足や地域による医師数の格差、医師の診療科目の偏りも顕在化しているという。
国民一人一人に行き届く医療サービスを実現するため、遠隔医療や予防医療の必要性が高まっているようだ。これらの実現にはITは必要不可欠。
アプリで診療なんてできるわけない!そんな声も多いようだ。しかし、収集されたデータの分析により、病気の予兆を警告してくれるといった機能もあるため、遠隔医療や予防医療の発展を強力に支援できるのではないかと期待されている。
遠隔診療サービスの中には、いつものかかりつけ医にスマートフォンで診療を受けることができる「かかりつけ医診療」もある。ポケットドクターに登録している医療機関にて、対面で診療を受けた後、次回(再診)から「かかりつけ医診療」サービスを利用することができる。
驚きなのは、想像以上にポケットドクターに登録している医療機関が多かったことだ。
体調が優れないが、仕事が忙しく病院にいく時間がないという人は多いだろう。さらに、病院にいくほどではないが身体に不調を感じるといった判断に迷うケースも多いのではないだろうか。このような時に、ポケットドクターでは医師から適切なアドバイスを受けることもできるという。
普段病院に行けない人にとっても、医療従事者にとっても重宝されるアプリになるだろう。
https://www.pocketdoctor.jp
via:ポケットドクター
vai:日経デジタルヘルス