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2023/01/10:フリーペーパーvol.82発刊!

日本の凄さを物語る歴史シリーズ【女王・卑弥呼】

日本は奇跡の国である

日本という国名の由来は日出(ひいで)ずる国と言われています。

日本神話の時代は大和(やまと)とも呼ばれ、神秘性がある国でした。古代中国の歴史書では倭の国と呼ばれていましたが、時代が流れると推古天皇(女帝)が日出でずる天子と称して、倭という国名ではなく太陽が昇ってくる場所ということで日本(ひのもと)と国名を望みます。さらに時代は流れ、中国の則天武后(女帝)がいろんな改革をしますが、日本と呼称することを正式に認めたのはこの改革の一環と言われています。ただ元々、日本人の間では最初から日本と呼んでいたという説もあります。そんな日本がなぜ奇跡の国と呼ばれるのか?様々なエピソードがありますがそのことを物語る歴史の出来事がありますので紹介したいと思います。

※私の趣味レベルの解釈であり諸説ありますのでその点はご了承ください。

魏志倭人伝

日本が本格的に歴史の表舞台に登場するのは中国の歴史書からでした。
その歴史書というのが魏志倭人伝になります。要点にして説明しますと

  • 有名な三国志の時代(西暦280年頃)で魏の国によって記録
  • 邪馬台国の卑弥呼が中国に使者を遣わしたのが記録の始まり
  • 倭人というのは日本人を指すが、あまり良い意味ではなかった

以上を踏まえてまとめると、日本という国自体はずっと以前から存在していたものの、明確な記録としては残っていませんでした。それが、中国史の一端として初めて日本という国家が現れました。

卑弥呼についてはのちほど解説しますが、とにかく外交の使者を中国に遣わしたこと、そして三国時代は3人の皇帝がいたのですが、もっとも勢力がある魏の皇帝に謁見して正史に加えられたわけです。ただ歴史が長い中国からしてみれば当時の日本は文明レベルが低く小さな国の小さな人々という過小評価をされていたこともあって、倭というのはそういう意味合いを込めて呼称されていました。

邪馬台国の女王・卑弥呼

正式に日本で初めてのリーダーと認識されたのはなんと女性でした。中国に使者を派遣する判断をして、その権限を持っていたからです。そして卑弥呼は祈祷師(シャーマン)として祈祷をしながら政治をしていました。文明や科学が発達した現在ではナンセンスなことだと思われますが、弥生時代においては文字通り神頼みが主流だったからでした。そんな時代において祈祷師というのは尊い存在で崇められました。卑弥呼や邪馬台国に関しては日本史の記録が途切れた時期もあり、現在でも諸説あるのですが祈祷による政治という方法についてはとても合理的で優れた指導者だったことが伺えます。それはなぜか?

日本各地の争いを治めた神秘のカリスマ

農耕民族の宿命なのですが、農耕で必要となるのは土地です。やがてそれぞれの土地の支配を巡って争いが起きるわけです。しかし、農耕は豊作か凶作かのギャンブルでもあるわけです。すると人々は必然と神頼みをしていくようになっていきます。そこで、祈祷師という存在が絶対的に必要となるわけですね。どんなに支配力が強くても、自然の脅威には無力なわけです。すると各地の豪族や支配者が祈祷師として民衆に崇められた卑弥呼を擁立し、武力ではなく崇拝によって、卑弥呼による統治を望みました。そして卑弥呼はそれを邪馬台国という連合政権で治めました。

女王になっても卑弥呼はあくまでも祈祷師ではあったので祈祷したうえで政治をします。そして、祈祷した結果などは必ず卑弥呼の弟を通して伝えたので、滅多に姿を現しませんでした。当時の状況を想定すると、その方法がもっとも賢明だったと思います。当時のトレンドが祈祷だったので、卑弥呼はそのニーズに応えるために神秘性を保つ必要もあったわけですから、そのうえで幸い判断力にも優れていたのでスムーズな政治を行えたのだと思います。

日本が歴史の表舞台へ

そもそも卑弥呼はなぜ中国への外交を始めたのか?建前としては信託を受けたからですが本心としては、強大な中国から倭の王として認めてもらうための権威を獲るためでしょう。いくら推薦されたからとはいえ、時が経てば権力というのはだんだんと弱まってきます。そうすると、野心が芽生える者が現れはじめ、せっかくの統治が保てなくなるからです。そのためにはどうしても、権力を維持もしくはさらなる権威を獲る必要があるのです。そう考えると卑弥呼はただの祈祷師ではなく、政治家としても外交手腕においても優れていました。

そんな優れた指導者のおかげで日本は有史、つまり世界史においてデビューしました。
他の文明を知ることで日本の進歩状況であったり発展のために必要であったことです。
もし表舞台に立たなかったら…もしかしたら、日本は存在しなかったかもしれません。

幻の王朝・邪馬台国

そんな女王・卑弥呼が治めていた邪馬台国ですが、突然その記録が途切れました。
その400年後に古事記という日本最古の歴史書ができますが、それ以前の記録として邪馬台国は魏志倭人伝や出土された銅器などで断片的な記録だけでしか推察できませんでした。またその邪馬台国があったであろう場所も九州説または近畿説とまったく異なる場所の解釈があり、現在でもその謎解きと研究が続いており日本のルーツの鍵となっています。

日本最古の歴史書である古事記によると神話として語られているエピソードでは太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を卑弥呼と同一視する説もあります。偉大なことを成し遂げた人物を神格化することは珍しいことではありません。それが後世の日本の人々にとって精神的支柱になることを求めていたと推測されます。
科学の進歩が進むと謎が明らかになり神秘性は薄れますが、精神が人を左右することは現在も変わりありません。

日本がいわゆる結界社会と呼ばれる独特の文化を成しているのは障子、ふすま、帳(とばり)といった、物理的に壊せそうなのにそこに立ち入らないという察する感覚が優れているからです。土地神や自然を畏れ敬うという日本人たる精神性の礎を築いていった人物が卑弥呼だと解釈しています。その神秘的な民族性や独特の結界社会性の成り立ちによって、後世の外国から日本へのイメージが東洋の奇跡と呼ばれていく原点になっていったのだと思います。

最後に

歴史というとお勉強という印象が強く、苦手とする人が多いと思います。ただ、歴史が好きな人にとってはお勉強というよりもストーリーとして楽しむ傾向があります。特に卑弥呼に関しては歴史的に不明な点が多いのでロマンとして捉えていただけたら気が楽になると思います。とはいえ、日本のルーツを知っておくことは日本人であることの自信と誇りを持てることだとも思います。いま私たちが存在しているのはご先祖様たちのストーリーがあるわけです、そのひとつとして卑弥呼のストーリーを挙げました。ぜひ、皆さんにも興味をもっていただけたら嬉しいです。

 

 

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