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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

しかけ絵本 大人が読んでもオモシロイ!

ピータラビットのしかけ絵本

子供の頃、ピーターラビットのしかけ絵本を持っていた。
離婚した父方の祖母が図書館司書だったので、誕生日プレゼントに送られた大きな、ドールハウスを模した絵本だった。その本は、『ピーターラビット劇場 大型ポップアップ芝居絵本』といい、大人になってアマゾンで値段を調べたら、何と新品で2万円2000円もしたという、高級感あふれる絵本だった。その絵本は大人になってから、とある障害児童施設にたくさんの絵本と共に寄付をした。

絵本の力

私自身は母子家庭で育ったものの、父から送られた絵本は数十冊にもおよび、その滋養は私の血肉になっている。
絵本は一般的な書籍より高価なので、障害児施設のスタッフもとても喜んでくれた。
私のいとこや友達と共に遊び、大事にしていたので、保存状態も良かった。

なかなか、絵本は買えないけど……と思う小さい子を持つ親御さんたちにも安心。
絵本にはサブスクもあり、定期的に代金(580円)を支払えば、スマートフォンやタブレットで読み放題のサービスがある。(絵本提供アプリ EhoNvi)

とは言っても、直接、手で開いてみんなで共有できる、しかけ絵本は、紙ならでは温もりや職人さんの気質を味わえるのが醍醐味だろう。
しかけ絵本の日本で初めての専門店が鎌倉にあるのをご存じだろうか。

知る人ぞ知る『メッゲンドルファー しかけ絵本専門店』

しかけ絵本専門店である、『メッゲンドルファー しかけ絵本専門店』は2006年に日本で初めて、しかけ絵本の専門店としてオープンした。メッゲンドルファーでは、しかけ絵本の教室を全国各地で紹介してくれるサービスがあるのだ。
教室では画用紙を使って、実際にしかけ絵本を親子で作れる講座もあるのでいい経験になるだろう。

しかけ絵本は大人が読んでもオモシロイ。
子供ならなおさらオモシロイ。
しかけ絵本の代表作と言えば、言わずもがな、『不思議の国のアリス』の絵本。
アリスがトランプの波に呑まれる、あの有名なシーンが微細な紙で表現されている。
私は見たことはないですけど、知っている方も多いかもしれません。
他にも、あの『はらぺこあおむし』のしかけ絵本もあるのだ。
古典的なしかけ絵本には『人体図鑑』を紙で紹介した絵本や、『オズの魔法使い』、『花の図鑑』など長年親しまれた絵本も多い。

あのハリーポッターのしかけ絵本も!

しかけ絵本は子供が喜ぶ絵本であると同時に、大人が読んでも芸術としての完成度も高いのだ。
大人が読んでも飽きない絵本。
何と、ハリーポッターのホグワーツ学校の絵本があった!
値段は8000円と少々高めだが、ハリーポッターファンなら垂涎の的になるに違いない、クオリティだ。

 

スマートフォンやタブレットなどで動画やSNSを見るのもいいけど、たまにはしかけ絵本の世界に魅入られて、メルヘンの世界に誘われるのもいいと思う。

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