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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

なぜ「フェスタは軽い」のか。共生とはなにかを考える。

あぁ、つまらない。

この記事を読んで、心からそう思いました。

相模原市の障害者施設殺傷事件を受けて、神奈川県が障害者との共生社会の実現に向けて来年度に開催する予定の「共生フェスタ」(仮称)に対し、県議会で批判が相次いでいる。

問題となっている「共生フェスタ」は、どのような内容を予定しているのでしょうか。

共生フェスタは若者をターゲットに、神奈川ゆかりのミュージシャンやパラリンピック選手らに共生社会に関するメッセージを発信してもらい、参加者にはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでの拡散を求めるもの。

SNSで拡散することで福祉に興味を持たない人も知るきっかけになること、発信者を障害者に限定していないことにわたしは魅力を感じました。

これまでの厚生常任委員会では、このような声が出たそうです。

  • 『お祭り』的なイベントはふさわしくない」「具体的に何を目指しているのか見えない」
  • フェスタという発想が軽い。障害者が望むことなのか」「多額の予算に見合う価値があるのか」

また、記事では費用についても記載していました。

開催費用は総額8000万円程度で、県費のほか市町村の負担金や、企業の協賛金を充てることを想定している。

県はこれまでも新聞広告費や共生フェスタの準備費用など計5,000万円を計上しているそうで、結局は金銭的な問題なのではないかと感じました。

納得がいかないのは、あたかも自分たちは障害者の目線で考えているような発言をし、疑問や異論を唱えていることです。

それとも、実際に障害者自身に意見を聞いた上での発言なのでしょうか。

そもそも、共生とはどういう意味なのでしょう。

[名](スル)
1 共に同じ所で生活すること。
2 異種の生物が、相互に作用し合う状態で生活すること。相利共生と片利共生があり、寄生も含めることがある。
出典:goo辞書

参加者が楽しみ、その空気を共有する。共生フェスタの醍醐味はそこではないでしょうか。

若者をターゲットにしている分、福祉的テーマや理念を大きく掲げると興ざめすること間違いなしです。なぜ、障害者が関わるものはきちんとした意味を持たせたいのか。なぜ、「お祭り」的なイベントではいけないのか。

厚生常任委員会のような声が、結果的に障害者差別につながっているように感じます。

そしてこのような場で、もっと障害者自身の声が反映されることをわたしは願います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161012-00000012-mai-pol

via:Yahoo!ニュース

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