最近の新譜の中で僕が感動した2作品
最近、僕が好きなアーティストの新譜がいくつか発表されました。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ブロック・パーティー、リアム・ギャラガー等です。それぞれ良いアルバムだと思いましたが、その中でもザ・スマイル、アーケード・ファイアのアルバムが非常に心に残ったので、是非とも紹介させていただきたいです。
ザ・スマイル、「A Light for Attracting Attention」
ザ・スマイルはレディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、ブリティッシュ・ジャズバンドのサンズ・オブ・ケメットのトム・スキナーからなるバンドです。Web上ではあまり情報が無く、プロモーションは上手くいっているのか定かでないのですが、アルバムは本当に素晴らしく、逆に音楽の本質に迫れそうな気がします。
このアルバムから6曲がシングルとしてリリースされました。「You Will Never Work In Television Again」、「The Smoke」、「Skrting On The Surface」、「Pana-vision」、「Free in the Knowledge」、「Thin Thing」です。サブスクリプションのリリースは5月13日。6月15日にCDリリースです。
まずトム・ヨークのヴォーカルがとても素晴らしく美しいです。53歳の彼ですが、この色気は何でしょう?レディオヘッドの活動よりもリラックスして歌っている気がします。演奏もとても刺激的です。脳を、心を揺さぶる演奏です。ソングライティングも言わずもがな、素晴らしいです。一見、実験的なサウンドなのですが、聴くことを繰り返すとポップな内面が浮かび上がってくる感じです。
レディオヘッドの大ファンな僕ですが、このアルバムは彼らの新たな側面が表現されていて、本当に出会えて良かったアルバムです。レディオヘッドの張りつめた緊張感が好きですが、ザ・スマイルの雰囲気も好みです。お気に入りは「Free in the Knowledge」です。何か全ての罪を許してくれる、そんな楽曲だと個人的に受け止めました。
トム・ヨークもジョニー・グリーンウッドも50代です。彼らが20代の頃からのファンですが、まだこんなにも素晴らしい音楽を創る事に驚嘆してやまないです。音楽というのは年齢とは無関係とは言いませんが、彼らの活動を見ると、年齢など関係ない、音楽とはそういうものを超越した人間の残しうる生きた証だと再確認出来ます。いや~本当に素晴らしい!
アーケード・ファイア、「WE」
アーケード・ファイアはカナダのロックバンドです。メンバーはウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュの2人によるソングライティング・ユニットを中心として結成しました。他にもメンバー、サポートメンバー、共に複数のメンバーで構成されています。ウィンとレジーヌは夫婦です。1stフルアルバム、「フューネラル」が33の批評媒体から100点満点中平均90点と極めて高い評価を得たそうです。そんな彼らの6作目のフルアルバムが「WE」です。
サブスクリプション、CD、共にリリースは5月6日でした。「The Lightning I, II」が3月18日にYouTubeでMVが公開され、その楽曲の素晴らしさに圧倒されました。これはアルバムが良作だと期待してリリースを待ちました。
そして発表された「WE」。期待を超えて、本当に素晴らしいアルバムでした。見事なソングライティング、曲順が心にスッと入ってくる構成、全曲通してエモーショナルな歌声。傑作です。ワクワクさせられるアルバムです。アーケード・ファイアはライヴの演奏が素晴らしいバンドです。そのライヴ感が「WE」には吹き込まれている様に感じます。本当にエモい!
「WE」は1曲目から10曲目まで通して聴くべきアルバムです。そうしなければ感動も半減してしまうでしょう。これほどアルバムの展開が楽しめるアルバムも稀でしょう。是非とも聴いていただきたいアルバムです。
いかがだったでしょうか
ザ・スマイル、アーケード・ファイアのアルバム紹介とさせて頂きました。二つのアーティスト、共にとてもシリアスです。隙がありません。真剣に音楽と向き合っています。そこが魅力的ですし、ロックバンドとして信頼できるアーティストです。また生きていける、大げさかもですが、そんな勇気をくれたアルバム、2枚でした。これほどの作品、なかなか無いかと。是非、機会があれば聴いてくださいませ。それでは読んでいただきありがとうございました!
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。