サイトアイコン より良い社会を目指すメディア HIFUMIYO TIMES

世界が注目する史上最大のリベンジマッチ!

“モンスター” 井上尚弥 vs “レジェンド” ノニト・ドネア

ボクシングファン、スポーツ好きにとって、とても楽しみな1戦が行われる。プロ22戦で未だ無敗、「モンスター」と称される2階級(WBAスーパー、IBF世界バンタム級)世界王者の井上尚弥と、元世界5階級王者でアジア人初の主要4団体全てで世界王者になったノニト・ドネアとの王座統一戦が2022年6月7日(火)、さいたまスーパーアリーナで再び行われる。

ノニト・ドネアとは、2019年11月に、さいたまスーパーアリーナで開催された階級最強を決めるトーナメント・ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝以来約2年7カ月ぶりの再戦となる。

笑顔の裏には

3月30日、都内のホテルで対戦発表会見が行われた。報道陣から、ドネア戦の意気込みや心境について聞かれた井上尚弥は「ドネアとの再戦というのが一番。ベルトがかかっていようが、さほど興味はない。ただ、ドネアをしっかり倒す」と明確に目標を掲げた。

ドネアのインタビュー映像が流されると真剣な眼差しで見つめていた。笑顔で答えていたドネアに対しては、「笑顔の裏には、魔物が潜んでいる。僕はあの笑顔に騙されないぞ」と真剣な表情で答えていた。とは言っても、1度戦ったドネアとの試合は、戦略や手の内を知っている者同士だから、どんなパンチがくるか、どの角度から打ってくるか予想はつきやすい。

そんな状況の中で行われるリベンジマッチ、勝敗の行方が気になる。

見るべき闘い

ボクシングやスポーツにあまり興味がない人にも、この最高のマッチは絶対に観てほしい。プロ22戦無敗、日本人で初めて世界最強ランキング1位になった井上尚弥が元5階級世界王者のノニト・ドネアにリベンジするのだ。

前回は激闘の末、判定で井上尚弥が勝った。しかし、まぶたは切れ、右の眼窩底骨折するなど大怪我を負った。

その悔しさから、会見でも次は倒して勝ちたいと話していた。1度勝ったはずなのに、納得のいく勝ち方ができなかったと再戦をお願いしていたことにはとても驚いた。

このリベンジマッチで、井上尚弥は「倒して勝ちたい」と言っている。果たして、彼は会見で言ったようにドネアを倒して勝利を掴み取ることができるのか。もしくは、ドネアが勝利し、初めて井上尚弥に負けをつけるのか。どちらがどのように勝つのか予想のつかない闘いに期待が膨らむ。

決着はいかに

ボクシング史上最高の試合を観られることがうれしい。私が、ボクシングを観るきっかけになったボクサーは井上尚弥である。ガードが堅く、素早いパンチで相手を一瞬にして倒す姿がとてもかっこいいと感じた。

プロに転向してから未だ負けなし。1度も12ラウンドを闘わず、判定までもつれたこともドネア戦まではなかった。

そんな彼でも倒して勝てなかった相手・元5階級世界王者のノニト・ドネアとリベンジマッチをするなどボクシング界では珍しいことだ。同じ相手と闘うのは、相手のパンチや戦略が予想しやすい。そうなると、少しでも隙ができると一撃の鋭いパンチで倒されてしまいやすいのだ。そんな状況で行われる試合で勝つのはどちらなのだろうか。因縁のドネアとのリベンジマッチ、勝利の女神はどちらに微笑むのか。井上尚弥の勝利に期待したい。

モバイルバージョンを終了