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「パウンド・フォー・パウンド」徹底的にフェアなボクシング

ボクシング界軽量級のホープ、WBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥が東京・有明コロシアムで5月21日、同級2位のリカルド・ロドリゲスを相手に5度目の防衛戦を行います。

この試合の結果内容いかんでは、ボクシングの本場アメリカでの防衛戦あるいはノンタイトルマッチの期待も残る井上。

キッチリ勝って次につなげたいところです。

階級があるから面白い

井上の階級はスーパーフライ級。重さにして115ポンド約52.16キログラム)以下。小柄で体重の軽い選手の集まる階級です。

では、世界チャンピオンの井上世界15位のヘビー級の選手と試合をしたら、どちらが勝つか?

判定勝ちという可能性もありますが、おそらくヘビー級15位の選手が勝つでしょう。

ボクシングとは、体重の影響を大きく受けるスポーツ。自分の体重がパンチ力に関与してくるから。

パウンド・フォー・パウンドという楽しみ

しかし、ボクシングは現在の細かい階級分けのおかげで体格の差関係なく、誰もが努力次第で世界一の座を狙えるスポーツとして発展してきました。

もし階級というものがなく、ボクシングテクニック関係なく体格の大きな選手が基礎体力だけで勝ってしまうスポーツだったら、ボクシングは今ほどの隆盛を誇ることはできなかったでしょう。

フェアであることを重要視するボクシングの考え方

異なる階級や団体でチャンピオンが乱立する昨今のボクシング界ですが、仮にすべての選手が同じ体格で戦ったらだれが唯一のチャンピオンなのか? また、そのときの序列はどうなるか?

そういうことを想定してランキングしたものが「パウンド・フォー・パウンド」です。ローマン・ゴンザレスという軽量級の選手もゲンナジー・ゴロフキンという重量級の選手も、ここでは同列に比較されます。

大きい選手と試合すれば負けるのにチャンピオンっておかしいでしょ?という批評もたまに聞きます。

それはチャンピオン自身が自覚していることです。自身が世界王者であることは誇りとしているはずです。階級の中だけで王者であることも、承知していることだと思います。

まあ、それはどうでもいいです。べつにこっちはケンカが見たいわけじゃないし。

パウンド・フォー・パウンドの本来の意味は「階級の壁を越えて」です。

井上尚弥もPFPでトップ10あたりの上位に入っています。

もし、井上が同じ強さでヘビー級の体格だったら、ということを各選手ごとに各階級で考えるのです。

21日の試合で、井上はきっと防衛することでしょう。しかも圧倒的な強さで… 。

相手を血まみれにしてマットに沈めてしまうかもしれません。

ボクシングとはそういうスポーツだから、それが礼儀だから、機会がくれば井上はきっと冷静に、相手を仕留めにかかることでしょう。

http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20170405-OHT1T50023.html

via:スポーツ報知

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89

via:Wikipedia

http://www.boxing.jp/data/class.htm

via:ボクシング階級・ウェイト

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