僕は、3カ月に一回、ある病院の診察を受けています。
血液検査はもちろん心電図などの色々な検査をそこで受けますが、それらの検査の中でも一番「厄介」なある検査があります。
それは、「ホルター心電図」というもの!!
皆さんもなかなか馴染みのない検査かもしれません。僕には筋疾患があり、数年に1回はこのような詳細な心臓の検査をしないといけません。
心臓というものも一応、心筋という筋肉の塊なので、筋疾患によってその働きも衰えていないかを調べるという感じです。
ちなみに、ホルタ―心電図というのは一般的な心電図の検査とは違い、特殊な機械を体にぶら下げて24時間分の心電図を計測するというものです。特殊な機械というものの7センチ角で大きさとしてはコンパクトなほうなので、それを付けていてもいつもの家での日常生活も大体は問題なく送れます。
ホルター心電図とは、決められた一定時間(24時間)、携帯型の小型テープレコーダーを装着し、日常生活を行い、磁気記録されたものを、後で高速再生解析装置を用いて、心拍数、リズムなどの心電図異常を検出する検査である。
心疾患の診断には欠かせない検査で、不整脈の鑑別や、虚血性心疾患の診断にも有用である。
しかし、機械が防水というわけではないのでその日はお風呂にも入れません。
電極を貼り付けているシールで、検査の終盤は貼っているところの肌がかゆくなります。筋疾患でただでさえ動きにくいのに、あの重量があるのを付けていると余計動きにくいです。
僕が「厄介」としているのは、どうしても体の負担がある点です。
シャワーまであと1時間!もう他の事は考えられなくなってきた😅 すっかり梅雨が抜けた夏空ですね🌻☀#ホルター心電図 pic.twitter.com/2tGVkqxFVw
— けだましゃん (@kedama_shan2) July 30, 2016
痒いからさっさと外してもらいに行こう ₍₍⁽⁽(ી( ・᷄ὢ・᷅ )ʃ)₎₎⁾⁾ #ホルター心電図
— 小岩井よつば (@bambi1783) August 22, 2016
1日だけ、自分の体が人間からサイボーグに生まれ変わったような錯覚を覚えます(笑)。
カッコいい聞こえのようにも思えそうですが、実際は全然カッコよくないですからね!!シャツをまくれば、電化製品の中身を開けたみたいな感じで配線だらけです。
先ほどから明日の夜までサイボーグ化。すごい世の中やなぁ( ꒪⌓꒪)寝てる間に取れへんか心配。 #ホルター心電図 http://t.co/eVUXrdgZC5
— nʎɐɯouozɐʇıʞ (@mayuneco_magica) January 26, 2015
そこで僕は考えました。
「ホルター心電図って24時間使う物なんだから、もっと小型で軽いもので防水機能もあるべきではないのか!!」と。
これもわがままな考え方かもしれませんが、実際にそういうものが本当にあるのか今回調べてみました。
調べてみたら、意外と結構出てくるもので、すでに発売中のものがありましたが、今も開発段階のところもあり、まだ全体的に完全な実用化には至っていない感じでした。
すでに発売されている製品の中では、世界最小最軽量で防水のものがなんと存在しました。スズケンというメーカーが発売しているホルター心電図機器で、もちろん入浴もできます。
画像引用:dreamnews
写真で見ても、僕が検査のときにいつも付けているものと比べて配線もかなりすっきりしています。これだと体の負担も大幅に軽減できそうです。
最近ではこうした心電図機器の呼び名も一部では「ウェアラブル心電計」と最先端っぽい感じになっていました。このネーミングだと逆に付けたくなりそうです。
体温計や血圧計で有名な医療機器大手、オムロンも「ウェアラブル心電計」を発売しています。
これは胸に直接貼りつけるだけなので配線などもなく、本体のパッチも縦約4cm×横約11cmとコンパクトな設計になっています。
画像引用:オムロンヘルスケア
これだけコンパクトだと、一日中検査をしているという違和感も払拭できそうですね。しかし、防水対応ではないので少し残念ですが、これから対応してくれることを期待したいです。
ちなみにアメリカのほうでは、アップルのウェアラブル端末「Apple Watch」向けに心電計機能が搭載されたバンドが間もなく発売されるようです。
画像引用:ITmediaニュース
情報通信技術が発達していくのに伴い、「ウェアラブル医療検査機器」の分野もさらなる進化を遂げようとしています。
これらがもっとうまく密接し、より手軽で人への負担をできるだけ軽減できるような「厄介」ではない方向に進んでいってくれると本当にありがたいです。
そうして新たないい機器が発売されても、やはり高額な値段という大きな壁が立ちはだかります。
これから研究や競争が活発化し、手掛けるメーカーも増えてくれれば市場も大きくなり、値段も抑えられるようになるのではないでしょうか。
また、行政の補助もあるとさらに値段を抑えられ、より多くの医療機関への普及も進んでいくきっかけとなりそうです。これもあくまで想像にすぎませんが、大いに期待したいと思います。
僕が先日、診察に行ったところ、次はホルター心電図検査を受けるということになりました。
2年ぶりの検査なので機器もその分進歩していたらいいなと勝手に考えております(笑)。
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1503
http://www.dreamnews.jp/press/0000077333/
http://www.suzuken.co.jp/product/equipment/cardy303pico/
http://polyhedra.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-993d.html
http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/1105.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/17/news115.html
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