近頃、長時間労働による過労死や自殺・うつ病のニュースが飛び交っています。もちろん長時間会社に居ざるを得ないほど仕事量の多い業務や時期も確かにあることでしょう。
しかし一方で、仕事が無いのに長時間会社に居座ることで「仕事をしているふり」をしている会社員も少なくありません。ホリエモンこと堀江貴文さんのブログでは、こうした”仕事をしている風“な人々が増加した理由について、競争社会が深く関係しているといいます。
同じ土俵に立ち評価をされる仕事場では、居場所を見失いかけた人・競争に負けそうになっている人たちは、土俵上にて自分自身の存在意義を見失いかけています。それにより、仕事内容ではなく、長時間労働している事によって存在意義を見出そうとしているといいます。
いるいる、と頷ける方はそういった人を横目に「時給じゃねーんだわ」と日々思っていることでしょう。仕事が無いのに、急ぎではないのに、納期がからんでいるわけではないのに。
最近は、そういう人たちが増えた。なぜかといえば、競争社会になって「競争に負けそうな人たち」が増えたからだ。仕事がない人間ほど、それを隠そうとして、忙しいフリをして、自分の無能さを隠そうとする。
「仕事ができる」という事はいったいどういうことなのか。平等にある時間を最大限に有効活用し、自分がやるべき仕事、優先的な仕事を見極め、その仕事のやり方を工夫し、仕事にかける時間を短縮できてこそなのでは…。(差し込みや予定外の緊急事態はしょうがない)
ぼくは、「忙しくしない」というのを1つの決めごととしてきた。そしてそのためには、時間を徹底的に有効活用すること、また仕事のやり方を工夫することを心がけた。
今、「5時ピタ」というキーワードをよく目にします。その名の通り17時に退社する「5時ピタ退社」。化粧品を販売している株式会社ランクアップでは、ほぼ全社員が午後5時に退社しているといいます。
運用ルールとして「仕事が終われば、5時退社もOK」を続けることにした。「5時に帰っても5時半まで働いてもお給料が変わらないわけだから、社員は少しでも早く帰ろうとして集中力が増し、業績も伸びてきていた。それで、社員を信用して任せてみようと思えたのです」
https://t.co/Q53etOXlue
毎月、残業時間を集計し、順位をつけて発表。残業が多い人がいたら、なぜ遅くなったのかを確認。会議資料をつくるのに時間がかかるなら資料の必要性を検討し、人事異動やアウトソーシングなど別の解決策を探る。
こういう事を学校現場でもやろう。— 田中彰英 (@shinsuke_soul) October 13, 2016
「自分で決めた目標を達成するために、社員は会社に来ている。会社も、勤務時間が長かろうと短かかろうと、目標を達成して成果を出してくれればそれでいい。逆に言うと、そもそも労働時間は評価指標に入っていないので、長く働いても何の評価もしません。どこの会社にも、長時間働いた人を評価するような制度はないはずですが」
「よく、『あなたの会社だからできるんでしょ』と言われますが、本気になればどの会社でもできるはずです」
5時ピタで終われるよーに
昼からもがんばろ😤😤— りーにゃん◟̆◞̆♡ (@rarutomiru) September 29, 2016
効率化するためのルールが徹底している
- 社内資料はつくりこまない
- 会議は30分
- メールで「お疲れさま」は使わない
- 社内のスケジュールは勝手に入れる
- プロジェクト化
企画の初期段階で各部署と打ち合わせる
資料はわかれば十分。メールで「お疲れさまです」を入力する時間も読む時間ももったいない。違う方向に仕事が走り出さないように、事前に社内コミュニケーションはしっかり取る。どの会社や業界でもできそうな工夫ばかりだ。
集中して成果を上げる。本当これ。
ダラダラやって時間が過ぎて成果出ずお疲れ様って本当にヘンだわ残業は禁止 「5時ピタ退社」の会社社長が「お疲れさま」を言わない理由 https://t.co/qm8cihKUE3 @akiko_kob @BuzzFeedJapanさんから
— 村田千沙 2018/4/1newアルバム発売@singer (@chisa_murata) October 12, 2016
ぼくは、ぼくや社員の仕事の「結果」に対しては何も言わなくなった。それよりも、仕事の過程――つまり「やり方」にしか注目しなくなった。そしてやり方が間違っていれば、そこを集中的に直すようになった。
すると、これは最初大きなアレルギーを生んだ。多くの人は、仕事というのはアウトプットや結果だと思っているから、過程ややり方はごちゃごちゃ言われたくないと思っていたからだ。
競争社会が深く関係しているとのことですが、時代は変わり、これからますます仕事のやり方も変わってくることでしょう。
そんな時代に、自分の無能さを隠すために「忙しいフリ」をしているのなら、今後ますます競争から遅れることになるのではないでしょうか。
そして先日、東京都の小池百合子都知事は、東京都の職員は午後8時に残業をやめ、退庁する。そんな原則を打ち出しました。
ライフを重点的に置いた「ライフ・ワーク・バランス」の実現のため、都庁が先頭に立って長時間労働を是正する必要があるとのこと。これにより改めて、働き方は変わるのでしょうか。
効率よく仕事をすすめることで、プライベートな時間を増やしON・OFFスイッチの切り替えを柔軟に。ワークライフバランスという言葉があるように、仕事と生活の調和を意識し、日々の業務を工夫してみてはいかがでしょう。
http://toyokeizai.net/articles/-/131261?page=2
via:東洋経済オンライン
https://www.buzzfeed.com/akikokobayashi/5ji-pita-taisha?utm_term=.cg89mDkBa#.lqQbEoazx
via:buzzfeed
http://www.asahi.com/articles/ASJB75416JB7UTIL03G.html
via:朝日新聞DIGITAL
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