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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

桜島噴火の観測をより正確に。降灰予報の精度向上で生活はどう変わる?

私たちの住む鹿児島といえば思い浮かぶのは「桜島」。鹿児島湾と錦江湾を挟み大正3年に大噴火があり大隅半島と陸続きになりました。

鹿児島においては観光スポットとしても人気であり、桜島フェリーに乗って間近で見る桜島はとても迫力があって記念に降灰を持ち帰る方もいらっしゃいます。

少し前まではピカチュウがいる!ということでスマホを片手にポケモンGOをしに桜島に足を運ぶ人もしばしば。

そんな桜島ですが、鹿児島に住んでいる方にとっては噴火の際の降灰が大迷惑といってもいいほどうんざりしてる方もたくさんいるいます。

最近の桜島の噴火は頻繁に起きており、全国ニュースでも取り上げられるほど。噴煙の高さは約5000メートルにもなるとか。

今月8日にはお隣の県、熊本県の阿蘇山が大噴火したとのニュースも飛び込んできました。噴出した火山灰や噴石の量は、去年9月の噴火の10倍余りにあたるおよそ51万トンに上るとの結果が報告されています。

「桜島噴火」の画像検索結果

画像引用:NAVER まとめ

鹿児島県民なら活用しているであろう「降灰予報」。鹿児島の天気予報では、降灰予報という風向予報をどの局の天気中継でも行っています。

噴火した瞬間、手持ちのスマホにプッシュ通知で「風向きは○○方面」というように降灰予報が通知されるアプリなどもあり、「私の自宅方面に灰がくる〜!洗濯物取り込まなきゃ!」と急いで家路につく県民の姿も。

他県に住んでいらっしゃる方はこの降灰予報を見て「これ、何?」と驚く方も多いようですね。

https://twitter.com/shibainumix/status/784659527295643648

降灰が降る風向きを確認しなければ洗濯物が灰まみれになったり、ひどい時には灰により前が見えなくなるため車や電車、バスの運行が難航するなど、鹿児島に住んでいる方には必須の予報なのです。

鹿児島市・桜島で今年3月から4月に爆発的噴火が起きた際、新設した高性能な気象レーダーで噴煙の高さや立体的な分布を観測できたと、気象庁気象研究所と鹿児島大、京都大の研究チームが11日までに発表した。実用化されれば、火山灰が降る量や地域を気象庁が発表する「降灰予報」の精度が向上するという。

そんな中、新たに新設した気象レーダーにより、降灰量や地域など降灰予報の精度が向上するかもしれないとの朗報が!鹿児島県民にとってはこれはとてもありがたい!

桜島が噴火すると、大きい噴火で震度1〜3の揺れを感じることもあります。家の中にいると突然「ドン!」と窓が揺れたり、思わずビク!となり、県外からいらっしゃった方は不安な思いをする方も多いかもしれません。

鹿児島には、灰専用の黄色いゴミ袋「克灰袋(こくはいぶくろ)」なんてものもあるんです。

夜の噴火では、マグマも観測できたり、稲妻のような光も見える時もあります。翌朝になると鹿児島の中心街は一面真っ白け。県民の皆さんは降灰を吸い込まないようにマスクをする、傘をさす、さらには降灰除雪車が街中を走るなどの光景が。

降灰予報は現在、遠望カメラの画像から噴煙の高さを調べ、風向・風速と合わせて計算し、降灰量や地域を推定している。山頂が雲で覆われるなど視界が悪い場合は噴煙の高さが分からないが、レーダーなら正確に測定できる。詳細な観測成果は山梨県富士吉田市で開かれる日本火山学会で14日に報告される。

 気象研は桜島の東部に「高速スキャンレーダー」、桜島から鹿児島湾を挟んで北西側に「二重偏波(MP)レーダー」を新設した。

高速スキャンレーダーは噴煙の立体的な分布を約1分ごとに観測でき、噴煙が上昇したり流れたりして変化する様子が分かる。MPレーダーは通常、雪やひょう、雨などの粒子の大きさや分布を観測するが、噴煙に含まれる火山灰や微小な石の分布が分かる

このように、気象庁は噴火した時に細かく観測でき、より県民の方に詳しく降灰の情報を知らせることができるようになるそうです。

熊本県阿蘇山の大噴火にもあるよう、それだけ最近の日本の火山は活発化しています。桜島でも噴火警戒レベルも3になり、警戒をするように呼びかけています。

いつ?大噴火が起きるか、天災・自然現象は予測できるものではありません。地震も一緒です。他人事ではなくいつでも避難できるように十分な対策をしておく事が大事なのではないでしょうか。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161014/k10010729301000.html

via:NHK news web

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101100024&g=soc

via:jiji.com

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