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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

彼女が(彼が)発達障害だったら?人付き合いが苦手な人のコミックエッセイ

近年、大人になってからその症状に気づく「大人の発達障害」が注目を集める中、一言で発達障害とはいえその症状は学習障害をはじめ、注意欠陥や多動、空気が読めないなど様々。

そうした発達障害の症状を抱える人の中には「人付き合いが極端に苦手」と悩んでいる当事者もいる中、相手の表情を汲み取ることができず不快な発言をしてしまう人もしばしば…。

一般社団法人 日本発達障害ネットワークが当事者や保護者3000人を対象におこなった調査でも、55.5%の人が「周りとの人間関係に悩んでいる」と回答しました。なかには、職場での人間関係の悪化が原因でうつ病になってしまい、二次障害を発症してしまうこともあるそうです。

そうした中、最近ではコミックエッセイとして発達障害を持つ人々の日常を描いた本が書店でも多く見られます。ネットニュースやtwitterでも4コマ漫画やイラストで発達障害当事者の日常を描いたコンテンツは大人気。

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画像引用:Amazon

7月には、講談社より『発達障害 うちの子、人づきあいだいじょーぶ!?』という発達障害の当事者や自助グループ、支援団体に直接取材をおこなったコミックエッセイが発売されました。ADHDと診断された息子を持つ漫画家 かなしろにゃんこ。さんのイラストと共に発達障害当事者はもちろん、そんな発達障害の方と生活を共にしている人たちの多様な「人付き合い」が描かれているといいます。

友達、恋愛、夫婦関係……発達障害の人は、どうしてる?

発達障害の人は人間関係で悩みを抱えがちです。

どんな問題が待ち受けているのか?
なぜうまくいかないのか?
どうすれば解決できるのか?

中でも個人的に興味が湧いたのが、アスペルガー症候群で感覚過敏という症状を持つ彼女をサポートする彼の日常を描いたカップルのお話

・スーツの素材が苦手なので、就活時は面接の直前にトイレでスーツに着替えていた→触覚過敏
・トイレのニオイがキツすぎて倒れる→嗅覚過敏
・子供の声がキャーキャー聞こえるとパニックになる→聴覚過敏
・カメラのフラッシュや強い日差しが目に入ると頭が真っ白になる→視覚過敏

デート中に手をつなごうとしても振りほどかれてしまったなど、彼にとってはとてもショックな出来事も、彼女にとっては彼が嫌いなわけではなく、誰かに手を触られると気分が悪くなるのだといいます。

別れを考えたこともあったが、彼は彼女の発達障害のなかに“おもしろさ”を見いだし、その症状を改善してあげるべく様々な方法を試みます。

パートナーが発達障害であるという人の中には、上手く関係を築くことができず別れてしまったり、パートナーが自分の障害に理解がないために苦しんでいるという人も多いもの。発達障害を抱える者同士のカップルも珍しくありません。

発達障害の症状に悩むカップル・夫婦はもちろんのこと、職場などでの人間関係に悩みを抱える人は、是非この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。

さまざまなケースに、共感したり驚いたり安堵したり。読み終わった頃には、日々の肩の荷が少し軽くなっているかもしれません。

http://ddnavi.com/news/327000/a/

via:ダ・ヴィンチニュース

http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062597159

via:講談社bookclub

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