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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

終結を迎えたエヴァンゲリオン、その軌跡を音楽と共に振り返る

三度の完結

アニメ、エヴァンゲリオンは1995年に放映されたTVシリーズ、1997年に公開された旧劇場版、そして2021年の「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」で三度、完結しました。

僕はTVシリーズからのエヴァファンです。エヴァは僕の人格形成に大きく関わっています。エヴァはストーリーやキャラクターが魅力的ですが、音楽もエヴァの世界観を彩る大事な要素です。今回は劇中歌と共にエヴァンゲリオンの軌跡を書いていきたいと思います。

TVシリーズ

残酷な天使のテーゼ。TVシリーズのオープニングですね。95年から今日まで、多くの人々に愛されている楽曲です。TVシリーズのオープニングのアニメーションが何度見ても見飽きないクオリティで素晴らしいです。アニソンの枠を超えた名曲です。高橋洋子が歌っています。

Fly Me To The Moon。TVシリーズのエンディング。ジャズのスタンダード・ナンバーです。TVシリーズでは色々なパターンがあり、毎回、楽しませてもらいました。

95年にテレビ東京系列で放送された本作。僕の記憶が確かなら97年に鹿児島では放送されていたと思います。すごくハマりました。アニメ雑誌はもちろん、フイルムブック、設定集、サウンドトラック、コミック、ジグソーパズル、色々買いあさりました。当時はビデオが主流で、レーザーディスクなるものもありました。DVDが少しずつ浸透しつつあったと思います。映像作品は高価で高校生の僕には買えませんでした。後に20代になってDVDを購入しますが。

作品に魅了されました。14歳の少年少女の、画面の中で繰り広げられる、人としての葛藤、繊細な人間関係の描写、ワクワクするアクションシーン、散りばめられた謎、伏線。そして素晴らしい音楽。クラシック音楽を効果的に取り入れていて…発想がとにかく斬新でした。

社会現象にまでなったエヴァンゲリオン。70年代のヤマト、80年代のガンダム、そして90年代のエヴァ。今観てもすごく面白い!TVシリーズは全26話。その25話、26話をリメイクして制作されたのが、旧劇場版と呼ばれている「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」です。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

魂のルフラン。「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の前に公開された「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」。こちらはTVシリーズの総集編とAirの前半の劇場版です。Airの前半、クライマックスで、魂のルフランは流れます。すごく盛り上がって最高潮に流れるこの曲。当時の映画をみた人達はまぁ感動して、続きはどうなるんだ、と興奮したことは想像に難くありません。僕はシト新生はリアルタイムで観れなかったので、悔しい想いをしました。

魂のルフランも残酷な天使のテーゼ同様、高橋洋子が歌っています。人気も残酷な天使のテーゼに負けないくらいあります。ホント良い曲!

THANATOSーIF I CAN‘T BE YOURSー。
LOREN&MASHが歌っています。「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の主題歌です。Airが終わり、タイトルロールで流れます。Air/まごころを、君にはリアルタイムで映画館で観ました。THANATOSが流れるのがAir終了後、あまりにも凄まじい展開のAirだったので、この曲が流れていた数分間、茫然自失していた記憶があります。当時は良さが正直言ってわかりませんでしたが、今聴くと非常に良曲だと思います。

Komm, süsser Tod/甘き死よ、来たれ。
ARIANNEが歌っています。「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の挿入歌です。僕はこの曲、エヴァの曲の中で一番好きです。97年にCDでリリースされ、ずっと聴いてました。

映画でこの曲が流れた瞬間、「あぁ、エヴァ、終わるんだな。」と素晴らしい挿入のタイミングに感動し、同時に寂しさも感じていました。まさか2007年に新劇場版が始まるとは夢にも思わなかったです。Air/まごころを、君には衝撃的でしたが、理解するのに時間がかかりました。衝撃的すぎて、本当にあの劇場版がエヴァのラストだと信じられない感覚がありました。ビデオがレンタルされると何度も借りて、何度も確認してました。現在でも旧劇場版は観ますね。すごくドラマチックで大好きな作品です。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版の発表

2006年に新劇場版の発表がありました。本当にびっくりしました。DVDでTVシリーズと旧劇場版はオトナ買いして、毎日のように観ていて、ずっとエヴァファンでしたが、まさかまたエヴァが観られるとは!仕事場のパソコンで動向をチェックしてました。毎日が楽しみで仕方なかったです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

Beautiful World。新劇場版は宇多田ヒカルが全曲手掛けています。2007年に公開された序。僕は2007年に統合失調症を発症しているので、入院中でした。病院のTVで、ミュージックステーションで、この曲を聴き、新しいエヴァの開幕に相応しい曲だと思いました。入院中でしたが、兄が外出させてくれ、映画館で観ることが出来ました。本当にありがたかったです。序も良かったです。ネタバレしてはいけないので、内容は書けませんが、BGMが良く、盛り上げてくれます。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix。破は2009に公開されました。僕はこの時も入院中でして、外泊中に映画館で観ることが出来ました。当時、具合も良くなく、ネガティブな事ばかり考えて。でも破があまりにも良くて、元気をもらえた事を覚えています。大げさかもしれませんが、エヴァの完結を見届けるまでは死ねない、そんな想いでした。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

桜流し。2012年に公開されたQ。この時も入院中でした。Qは映画館で観ることが出来ませんでした。退院後、レンタルで観ました。怒涛の展開、やはりエヴァはこうでなくては。あと桜流しが良曲すぎて。これから完結作のシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の公開まで9年の歳月があります。それくらい苦心して制作されたのでしょう。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

One Last Kiss。

Beautiful World (Da Capo Version)。二つの主題歌です。2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」。とうとう完結しました。僕はもう入院はしてなく、映画館に二度、足を運んで、しっかりとエヴァの完結を確認することが出来ました。One Last Kiss、すごく良い曲ですね。シン・エヴァも155分と長尺ながら、見事に大ヒット。興行収入、100億越えを果たしました。エヴァにたずさわった全ての人々に、ありがとう、お疲れ様、と言いたいですね。涙腺崩壊、何度もしかけた本作。感動しました!僕は長すぎる映画は好みません。しかし内容もぎゅっと詰まって、あまり時間を感じさせません。それだけ良い作品という事だと思います。

エヴァは終わったけれど

1995年のTVシリーズから26年、本当に楽しませてもらったエヴァンゲリオン。完結を迎えても、不思議と寂しさはありません。一生物のエンターテイメントとして、これからも僕はエヴァを観続けるでしょう。TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版、どれも見応えありです。ちなみに僕は旧劇場版が一番好きです。リアルタイムで観たあの衝撃は超えるものがないので。ありがとうございます、読んで頂ければ幸いです。

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