コロナ禍で、他者との距離に気をつけなければいけなくなった今日この頃。
道行く人々や店員さんの手助けが必要な自分は心配していたのですが、逆にそっと助けてくださる方が増えたように思います。
今回はその中から、特に印象に残っているきゅんです!エピソードをご紹介します。
おつりと共に渡された優しさ
最近増えつつある、お客さん側がお金を入れるタイプのセルフレジ。
直接お金の受け渡しをしなくて良いのですが、低身長車いすユーザーの身には厳しい高さのモノが多いんですよね…。
その度に店員さんがわざわざカウンターから下りて対応してくださるのですが、毎回申し訳なく思うのです。
そんな時に、そっと助けてくださった、君はシンデレラガーr…もとい、お客さん!!
その後無事に財布に入れたおつりは、心なしか温かかったように思います。
多分、自分の体温ですね。
きゅんです!
押されたボタンは優しさスイッチ
いつもは行かない道で遭遇した、押しボタンが届かない信号機。
何故、敢えてそこに植え込みを作ってくれたんだい?
そう疑問に思っても信号機に罪は無く、慌てる時間でも無かったので、青に変わるまで待つことにしました。
すると、そっとボタンを押してくださる慈愛に満ちた指が…!
その後すぐ青に変わり、喜び勇んで道に駆けました。
止まった運転手の方も笑顔に見えましたが、わたしの妄想ですね。
きゅんです!
心のドアもレッツ☆オープン!
低身長車いすユーザーの自分は悲しいかなセンサーに感知されないことが多く、その度に「(身長が)低いせいだよー」と、某MVのダンサーも驚きの謎のダンスを舞ったり、車いす上でジャンプしたりとセンサー先輩の気を引こうと努力しています。
その度に、お客さんや店員さんが菩薩のような笑みを浮かべて、開けてくださる日々。
すると、時々こうして「謎のダンスを披露する前に!」と、通りすがりに開けてくださる方がいます。
大抵の方が、ちゃんと通れるまでチラリと確認してから手を離す、二重のSOYASA!(そっとした優しさ)
極度の人見知りな自分も、思わず周りに「皆さん、ご覧になりまして!?」と紹介したくなる程です。
まぁ、チキンな人見知りなので、現実は小声でお礼を伝えるのが精一杯なんですけどね。
きゅんです!
まだまだ出歩くのにも気をつけなくてはいけない日々ですが、こうしたさりげない優しさのお陰で毎日を過ごしています。
こういう体験ができるのも、ある意味車いすユーザーの特権かもしれません。
本当に、いつもありがとうございます!
ところで、ずっと気になっていることが1つ。
きゅんです!は、まだ流行っているのでしょうか…?
コロナの流行は早いところ過ぎ去ることを願いつつ、皆さまの優しさは、わたしの心の中でドライフラワーのようにずっと彩っております。
きゅんです!
※公共の場での謎のダンスは、個人差によりますが
周りに気づかれると大変な恥ずかしさを伴います。
ご注意ください。
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