今も昔も
「デマ情報」はこれ程までの情報社会になる前から存在していました。近頃では新型コロナのワクチンに関する「根拠のない情報」が「デマ」だとして世間を騒がせています。ところで、「デマ」とはなんなのでしょうか。
デマゴギー
「デマ」はドイツ語の「デマゴギー(Demagogie)」が語源とされ、「計略的偽情報」のような意味です。「ネガティブキャンペーンでフェイクニュースを流す」といった感じでしょうか。
「(口から)出任せ」が由来かと思いがちですが。
そして少し脱線しますが…。
「噂」は「風の便り」
デマは噂の一種ですが、ちなみに「風の便り」は「噂」と同じ意味といえるので、よく使われてしまう「風の噂」は「風の、風の便り」となってしまい、きちんとした言葉ではないのです。
更に脱線しますが…。
ネギがなくてもネギトロ
これは重複表現とは少し違いますが、「ネギトロ」とは、切り取られず骨などに残った身をスプーンなどでそぎ取る(=ねぎ取る)ことによってできたかたまりのことなので、薬味のネギがなくてもネギトロはネギトロだということになるのです。そして、厳密にはトロでさえない部分といえます。いくつかある説のひとつですが。
デマとガセ
話を「デマ」に戻しますが、「デマ」と似たような言葉で「ガセ」というものが存在しますが、「デマ」と「ガセ」は「全く同じもの」というわけではなく、「悪意のある誤情報(本人が誤情報だとわかっている)」が「デマ」、「悪意のない誤情報(本人が誤情報だとわかっていない)」が「ガセ」と大まかに区分されるようです。
いわゆる「諸説」
ここに記載したことも含め、多くのことの由来には大抵「いくつかの説」があるといえます。また、「誤用」とされた言葉もいつしか許容され一般的な言葉になっていくこともあるのです。デマが新説になるのはいいとは思えませんが。特に医療・健康系のデマには用心して暮らしたいものです。
ありがとうございました。
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