佐賀県嬉野市、嬉野温泉商店街は7月から、AMラジオで道沿いの店舗や施設を案内するシステム「てくてくラジオ」を導入している。
視覚障害者をはじめとし、外国人観光客の町歩きや買い物を気軽に楽しめるようサポートするこの取り組み、2020年の東京五輪に向け全国に普及してほしいものだ。
てくてくラジオは、店や施設に情報発信器が備え付けられたエリア内で、AMラジオ受信機を持ち歩くと現在地の情報などが得られる仕組み。山陰地方のバリアフリーツアーセンター(BFTC)を運営するNPO「プロジェクトゆうあい」(島根県松江市)が開発し、発信器を販売している。これを佐賀嬉野BFTCが取り入れ、商店街店舗などに利用を呼び掛けた。
同商店街は中通り約800メートルを中心とし、27カ所の店舗や公共施設、神社に情報発信器を設置した。AM1620キロヘルツに合わせ、発信器から2~3メートルの距離になると、日本語、英語、韓国語、中国語で自動音声が放送される。現在地の案内に加えて、商品情報や外国人対応可能なことも発信する。
画像引用:うれしの温泉商店街
ツアーセンター窓口のほか、10軒の温泉旅館でもAMラジオを貸し出される。てくてくラジオは、同市塩田町の伝統的建造物群保存地区「塩田津」にも導入の予定だ。
区役所内にも追加敷設するのでそのルートも歩いたよ。ついでにトイレの男女位置の音声案内やブロックの色など意見を伝えてきました。特に視覚障害者の女性目線や子連れの視覚障害者目線を意識して伝えました。どこまで実現できるか分からないけど言わないと伝わらないもんね。
— しまりす (@bono172) September 10, 2016
観光に訪れる外国人観光客が、店の前で入ろうかやめようか迷っていることがある。そんな時、商品や店の紹介を少しでも理解してもらえれば、ビジネスの機会は増えるはずだ。
そういった取り組みを続けることが、商店街の活性化にも繋がることだろう。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/345402
via:佐賀新聞LIVE
http://www.ureshi-tanoshi-onsenstreet.jp
via:うれしの温泉商店街
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