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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

コロナ禍でインターネット試験に変更!アロマテラピー検定1級を受けてみました(前編)

アロマテラピー検定が会場試験からインターネット試験になって変わったこと

コロナウィルスの影響も長くなり、さまざまなストレスや不安を感じている方も多いと思います。
私はもともとあまり外出をしない生活でしたが、それでも帰省ができないことで友人に会えないとか、県外への通院後は毎回2週間の病院利用制限があって、趣味の音楽活動でも変化を余儀なくされています。

そのようななかで、家にいる時間を活かして今後の生活に役立つことを勉強したいと考えるようになりました。興味があることは本を読んだりネットの講座をみていましたが、もっと何かに深く集中する時間を作って深く学びたくなりました。

アロマテラピー検定1級を選んだ理由

私は以前からアロマテラピー(略してアロマ)の、とくに「香りが脳に与える作用」に興味がありました。不安を感じやすいので、落ち着きたいときや、リラックスしたいときなどにアロマ製品を利用していて、馴染みもありました。もしその作用の仕組みや精油のことを幅広く知ることができれば、もっと自分に合うものを選びやすくなると思い、アロマ関連の資格を勉強しようと考えました。
さっそくアロマ関連の資格を調べてみると、「日本アロマ環境協会(AEAJ)主催 アロマテラピー検定」の受験が基礎を学ぶには最適だと感じました。試験は毎年5月と11月の年2回行われています。

コロナの影響で会場試験からインターネット試験へ変更

さらに受験を決めた大きな理由は、通常は会場受験することしかできないこの試験がコロナウィルス感染予防のために、2020年11月から在宅での「インターネット試験」へ変更になっていることでした。

資格試験は会場への移動で体調不良になったり、会場の空気に馴染めず周りの人や音が気になって集中できないなど私には苦手な環境です。

以前、簿記の資格を取ったときには周囲の計算機の音と紙をめくる音、咳払いをする人が気になり、残り時間は気分が悪くて帰りたくなってしまいました。しかし在宅で医療事務の資格を取ったときには、自分のペースで集中して余裕を持って受験できました。
だから私にとっては、自宅で受験できる今がアロマテラピー検定を受験する良いタイミングだと感じました。AEAJにとっても二度目のインターネット試験となる、2021年5月9日の試験を受験することにしました。

アロマテラピー検定で学べること

AEAJのアロマテラピー検定には2級と1級があります。2級と1級を併願することや、1級をいきなり受験することも可能です。基本から学ぶには2級からの受験が良いようですが、1級の試験範囲が2級の内容も含んでいること、検定料がそれなりに高いこと、時間はたっぷりあること、これらの理由で私は1級のみを受験することにしました。

アロマテラピー検定1級の試験範囲

アロマテラピー検定は、「自分や家族などの健康維持にアロマテラピーを活用したい人や、アロマテラピーを体系的に学びたい人」を対象にしています。アロマテラピーの基礎を学ぶための資格で、1級を取得すればさらに上の資格も受験可能です。(アロマテラピーアドバイザーを取得して協会の保険に加入することができるなど)

【アロマテラピー検定1級の試験範囲】

香りテスト(17種類)
アロマテラピーの基礎(概要、ホリスティックについてなど)
精油のこと(性質、作用、抽出法、選び方など)
アロマテラピーの安全性(注意すべきこと、注意すべき対象者など)
アロマテラピーの実践(素材について、利用法、レシピ、トリートメントの方法など)
アロマテラピーのメカニズム(脳、自律神経、皮膚に伝わる仕組みなど)
ビューティーとヘルスケア(睡眠、ストレス、スキンケア、悩みに合わせたレシピ)
歴史(古代エジプトから近代ヨーロッパ、日本におけるアロマの歴史)
法律(アロマテラピーに関わる法律)
精油のプロフィール(対象30種類、各精油の特徴)

試験範囲は幅広く、特に「精油のプロフィール」は一つの精油について「香り・原料植物名・別名・科名・学名・主な産地・主な抽出部位・精油抽出法・成分・使用の注意・使い方・研究データ・歴史や特徴」などが出題範囲です。
個人的に大変だったのは、この「精油のプロフィール」30種類を覚えることと、「脳の伝達経路」に関する勉強でした。

インターネット試験へ変更になって難しくなったこと

私が受験したアロマテラピー検定1級がインターネット試験になって大きく変わったことは、「試験時間」と「香りテスト」の二点です。試験時間が短縮され、香りテストは精油を当てるだけではなく特徴を答えるように難易度が少し上がりました。

アロマテラピー検定1級受験に必要なもの

試験の申込みを済ませてすぐに公式のテキスト、中古で公式の香りのセットと問題集を買いました。
4ヶ月ほどの勉強期間がありながらも先延ばしするタイプなので、時々香りを嗅いだりテキストで興味がある箇所を飛ばし読みしてのんびり構えていました。ただし「精油のプロフィール」に一番興味があり時間をかけて何度も読んでいたことが、後の追い込み時期での勉強が少し楽に感じた理由かもしれません。試験の中でもっとも出題数が多いのが精油に関する問題だからです。

試験時間が半分に短縮されてビックリ

試験の前月に試験概要と、事前のログイン設定や動作確認をするようにメールが届きました。その後、香りテスト用の資材と設定等の確認用文書も郵送されてきました。解答は携帯・タブレット・パソコンから自分で選ぶデバイスでクリックしてマークするので、テスト画面に慣れる練習も事前に可能でした。

試験の2週間ほど前までは資料をしっかり読んでいなかったため、資料をしっかりと読み返しました。そこで初めて「会場試験は70問を70分で回答」だったものが、「インターネット試験は香りテストを含めた70問を35分で解答へ変更」になっていることに気が付きました。

あまりの短さに驚いて、前回11月にインターネット試験が行われた際の情報を調べました。アロマテラピー検定のインターネット試験はまだ一回しか行われておらず、ネット上にも情報がほとんどありませんでしたが事実でした。

テスト前の2週間で行なった勉強

制限時間内に解答を済ませ、見直しもできるようになるために、朝は勉強時間を優先して生活しました。「勉強をしなければいけない」というプレッシャーが苦手なので、朝のうちに2時間ほど勉強時間を取り、他の時間は少し余裕をもって勉強ができるようにしました。

とくに最後の一週間は、毎朝「過去問三回分を各15分以内で解く練習」をタイマーをかけて繰り返しました。一度間違えたところは、テキストをよく読み直したり書いたりしました。自分はうっかりミスが多いので見直しは必須と考えて、15分で全体を解答するリズムを体に叩き込み、本番でも残り時間で一回は見直しができる余裕がつくれるように練習しました。

香りテストの勉強は一日何度かにわけて繰り返し嗅いでいると、似た香りのグループや自分が似ていると感じて間違えそうな香りがわかってきます。百均で買ってきた箱にマステ(マスキングテープ)で仕切りを作ってグループ分けし、キャップの上部に精油名を書いたシールを貼ってわかりやすくしてから勉強しました。

過去問を繰り返しながら苦手な部分がわかったらノートへまとめて見直したり、テキストを繰り返し読んだり、過去問で間違えた箇所を見直したり、香りを嗅いだり、自分で決めたやり方をベースにして、気になったことをすぐに確認するようにして過ごしました。

後編へ続きます。

コロナ禍でインターネット試験に変更!アロマテラピー検定1級を受けてみました(後編)

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