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「まん延防止等重点措置」の「まん」

まん延防止等重点措置

最近めっきり魚のような略し方をされなくなった「まん延防止等重点措置」という言葉。ところで、文字ではこの言葉の「まん」はひらがなで表記されていますが、新型コロナのずっと前から「まんえん」は漢字表記でなじんでいる身としては多少違和感を持っています。今回はその話を短い記事にしました。

「まん」

「まん延」の「まん」は漢字だと「蔓」と書きます。これは「つる」とも読みます。鳥の「鶴(つる)」でもなく、弓の「弦(つる)」でもなく、「蔓(つる)植物」の「つる」です。

「蔓延」

「延」は「延(の)びる」という意味を持っているので、「蔓延」とは蔓が延びていく(この場合、植物の成長の「伸びる」というより「長さが増していく」という感覚でしょうか)さまをイメージしていると考えられます。

「蔓延る」

ちなみにかなり昔初めて知った時「面白いな」と感じた記憶があるのですが、「蔓延る」で「はびこる」です。(他にも「躊躇(ちゅうちょ)」と「躊躇(ためら)う」とかちょっと面白い)

そして、蔓植物の一種である「つた」は漢字で「蔦」と書きます。ややこしいでしょうか。

どうでもいいと思う人もいるかもしれないけれど、こういう方面からニュースを考えてみても面白いかもしれません。

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