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『うんこ漢字ドリル』子どもも大人も虜にする漢字学習書のヒット作

Amazon売れ筋ランキング小学教科書・参考書国語部門トップ6を総ナメにする(平成29年5月18日時点)脅威の教材「うんこ漢字ドリル」。

子どもが自主的に勉強するようになったと話題です。

勉強を強制することにはもともと反対なので、自主的に日本の文字文化である漢字を覚えるための学習を楽しんでくれるなら、大変有用な教材が出てきたと、賞賛の声を贈りたくなります。

うんこ漢字ドリルとは?

小学生向けに制作された「うんこ漢字ドリル」ですが、その例文はかなりシュールな内容で上級者向けとなっています。

漢字の読み書きを覚えるための例文には必ず「うんこ」が入っており、例文がまじめであるだけにとても不自然でおかしな内容となっています。

扱う主役はもちろん漢字ですが、そのすべての例文に入っているうんこは名脇役といえるでしょう。

それだけに、下品にならないセンスが要求されます。おもしろいのは良いのですが、下品になっては元も子もありません。

自分の世代のうんこはDr.スランプあられちゃん

なぜ、小学生はうんこを面白がるのか? それは自分が小学生だったころを思い出せば分かります。

誰にでも覚えはあるはず。

私が小学生のころ、日本でとても流行ったマンガに『Dr.スランプ アラレちゃん』というものがありました。

今では『ドラゴンボール』の原作者としてむしろ有名な、鳥山明先生による大ヒットマンガです。

1981年から1986年までフジテレビ系列でアニメ化もされました。

主人公の則巻アラレが大好きなものとして、棒に刺したうんこがありました。

マンガでは多くのシーンで擬人化されたうんこなども登場し、子どもたちの心をとりこにしていました。

1年生と6年生の温度差、個人的な好みの差

小学生といっても、1年生と6年生では発達に雲泥の差があります。

どちらがより夢中になってドリルで勉強するのかは分かりません。大半の児童はおもしろがって勉強しているのかもしれませんが、中には「こんなの嫌だ…」と思っている小学生もいるかもしれません。

「子どもはうんこと聞いておもしろおかしく感じるはずだ」という固定観念で全体を判断することについては、現場の先生は慎重になってほしいと思います。

今も、悩んでいる子どももいるかもしれません。うんこだけでなく、いろいろなタイプの漢字ドリルがあるといいですね。

この教材が小学生の漢字学習を促進することになって心配なことがあります。

漢字という文字文化が子どもたちの心のなかで「うんこ」と直結して離れなくなってしまわないかという点です。

もちろん、うんこに罪はありません。

漢字は、象形文字指事文字会意文字形声文字と、その起源をもとに分類されています。中国大陸とも関係しながら極めて長い歴史を持つ文化が「漢字」です。

実用という点で、起源はともかくまず覚えることが重要なことはとても分かります。

漢字を覚えるに一番大切なことはイメージする力ですから、うんこが邪魔してしまわないか少し気になります。

個人的には、漢字は得意な方だと自負しており、小学生レベルの漢字は読み書きできると思っています。

でも、向学のために1冊欲しいです。

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