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高齢者と留学生をつなげる化学反応 スカイプで漢字を教える高齢者

世の中には家族と離れて暮らしている1人暮らしの多い高齢者の方や、そして引きこもりがちな方もいます。

足腰が弱くなったりして自分で移動ができなくなったりする理由などで介助が必要と、家族から老人ホームへの入所などを希望する家庭もたくさんいます。

1人だと近くに話し相手がいないので、「心細い」という高齢者の方もたくさんいらっしゃって、岡山市内の老人ホームに入所している高齢者に倉敷芸術科学大学ではスカイプを使いながら外国人留学生とコミュニケーションをとり、高齢者の方が留学生に漢字を教えてあげるという取り組みをしているのだそうです。

スカイプというのは

スカイプとは無料で電話やテレビ電話などといったことができるソフトウェアで、スカイプ同士なら無料で何十時間でもそういった機能を利用することが可能です。もちろんダウンロードするのにもお金がかかりません。

https://twitter.com/kaaana__/status/804726777612378113

画像引用:ニュースイッチ

 両備ヘルシーケア(岡山市中区、松田久社長)は、倉敷芸術科学大学と共同で、高齢者施設の入居者が留学生に漢字を教える「留学生プラチナ・サポート事業」を岡山市内の有料老人ホームなどで試験的に実施した。

ベトナムなど非漢字国の留学生に漢字を無料で学べる機会を提供することで、漢字を読み書きする力を高めるほか、高齢者の生きがいづくりにもつなげるのが狙い。インターネット通話サービス「スカイプ」を利用し、漢字の読み書きを対面形式で指導する。

高齢者の方々からは漢字指導を行いながら「留学生のような若い人と話せることが嬉しい!!」といった意見があり、一方留学生の方々からは「ゆっくりと話してくれるから漢字の勉強が楽しい!!」といった意見があるそうで、スカイプを使っての新しいコミュニケーションができる画期的な試行だと思います。

話せる相手が近くに、スカイプ画面にいるということでも高齢者の方は毎日楽しく過ごせると思います。

倉敷芸術科学大学では、東アジア・東南アジアを中心に各国から留学生を受け入れてきたが、これまで大半を占めていた中国の留学生に加え、最近ではベトナム・ネパールなど非漢字圏からの留学生が増加。
非漢字圏留学生の急増に伴う日本語学習指導法の工夫・改善は、全国の日本語教育関係者に共通した喫緊の課題だという。
とりわけ漢字に対して苦手意識を持つ留学生が多く、普段から「漢字に親しみ、漢字を楽しむ機会」を増やすことが、漢字能力の向上に不可欠であるとの結論に達したとしている。

そこで両者は、漢字に接する機会を増やすため、高齢者に外部人材として活躍してもらう事業を企画。
高齢者施設を運営する両備ヘルシーケアでは、高齢者の生きがい創出にもなればと、全面的にボランティアとして協力をすることとした。

留学生は無料で学べる、高齢者は留学生と話しあいながら漢字を楽しく指導できると両方にメリットがありますね。

会話をするというのは「ボケ防止」の効果もあって、漢字を教えることも頭を使うので脳の活性化にも繋がります。

話すことで毎日楽しい時間が増えて、高齢者の方も笑顔になれると思います。笑顔というのは病気なども遠ざけてくれる1番の良い薬なのです。

「人間笑わないとつらいで〜!」笑うは幸福の源

現在、80―90代の高齢者4人が参加して学習の進め方や設備などを検証しており、2017年4月から本格スタートを予定する。

どんどん海外の留学生が増えてくれば高齢者からはスカイプで留学生に英会話などを学べるという勉強もいずれはできるかもしれません。

高齢化社会が問題となっている今、来年から全国の老人ホームでこのような取り組みがどんどん増えるといいですね。

 

http://newswitch.jp/p/6218

via:ニュースイッチ

http://yutosoken.com/wp/2016/08/24/ryobi-gr/

via:遊都総研

via:スカイプらいふ

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