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どんな障害があるの?ダイバーシティ化の第一歩として「障害の種類」を知る

私の中では身近になった「障害」という言葉。障害にはどんなものがあるのだろうかと疑問に思い調べてみた。

一言で「障害」といえど、多くの種類が存在する。「ダイバーシティ」という言葉を聞いたことがある方も多いと思う。どんな人でも活躍できるよう多様性を認め、活かすことができる社会のことだ。

日本でもこのダイバーシティ化がどんどん進められており、今年4月には「障害者差別解消法」が施行された。「改正障害者雇用促進法」も同様。障害者も社会の一員として、しっかりと活躍できる環境が増えてきたのだ。

障害者雇用を実施する企業も、まだその障害についての理解は浅いように感じる。それぞれの個性の尊重のためにも、まずは第一歩として障害の種類を理解することからはじめてみてはどうだろう。

障害には大きく分けて4つある。

1つ目は知的障害

知的障害とは、生まれつき、または乳幼児期におけるケガや病気などにより、脳に何らかの障害があることで知的行動に障害が出る状態です。例えば、読む・書く・計算するなどができないなどで、知能指数が基準以下の場合に認定されます。

2つ目は発達障害

発達障害者支援法では、発達障害の中心的な障害として、広汎性発達障害・学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害の3つが定義されています。自閉症やアスペルガー症候群、トゥレット症候群は広汎性発達障害に含まれます。

主な発達障害を5つ紹介する。

ダウン症…染色体が1本多いことによって発症する先天性の発達障害。

自閉症…コミュニケーションが取れない、じっとしていられない、同じことを何度も繰り返すなどの症状がある。

ADHD(注意欠陥多動性障害)多動性・衝動性・不注意が特徴。

学習障害(LD)例えば、計算は得意なのに、文章の読み書きがほとんどできなかったりする発達障害。

アスペルガー症候群…社会性やコミュニケーション、想像力に障害があり、症状は自閉症に似ていますが、知的障害はありません。

3つ目は身体障害

身体障害とは、身体機能の一部に不自由があるために、日常生活に制約がある状態のことをいいます。身体障害者福祉法では、「視覚障害」「聴覚・平衡機能障害」「音声・言語・そしゃく機能障害」「肢体不自由」「内臓機能などの疾患による内部障害」の5種類に分類されています。

4つ目は精神障害

精神保健福祉法では、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患」と定められていて、発達上の問題、統合失調症、うつ病、双極性障害、神経症、パニック障害、適応障害、性機能障害、薬物依存症など、様々な疾患がこれに該当します。

精神障害の中でも、主に3つ紹介する。

・気分障害…うつ病、双極性障害(躁うつ病)などがあります。うつ病は、ストレスの多い現代社会では誰もが罹る可能性のあるもので、薬を正しく服用すれば、治せます。一方で、双極性障害は、うつと躁の状態が交互に、または一方が連続して現れる障害で、完治することは少ないものの、きちんと対処すれば日常生活をうまく送ることもできます。

神経症性障害…心理的な原因(心因)から起こると推測された精神障害のことで、不安障害、パニック障害、気分変調症(抑うつ神経症)、強迫性障害、社交不安障害、転換性障害(ヒステリー)、解離性障害、恐怖症などがあります。

人格障害(パーソナリティ障害)…偏りのあるものの考え方や行動によって、本人またはその周囲の人々が日常生活をスムーズに送れないもので、過剰な被害妄想があったり、態度が常に演技がかっていたり、感情のコントロールがきかなかったりと、その症状はさまざま。

身体障害に音声・言語・そしゃふ機能障害も含まれているのは初めて知った。一言に「障害」といっても、さまざまなものがある。安定しているものもあれば、そうでないものも含め、その個性は人それぞれだ。

私も障害者だが、障害を嫌うのではなく、いい戦友として今後も付き合っていきたいと思う。

https://welq.jp/27819

via:WELQ

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