インフルエンザの予防接種を受けました
10月から各病院でインフルエンザワクチンの予防接種が始まっています。ちょうど通院の機会がありましたので、インフルエンザワクチンの接種を受けてきました。
今年は新型コロナウィルスの影響もあり、皆さんマスクを着けられているのであまり流行らないのではないか、とも言われていますが、備えあれば憂いなしです。新型コロナウィルスとのダブルパンチなど、考えただけでも怖いですよね。
そこで、そもそもインフルエンザワクチンとは何なのかということと、そして有効性と注意点などを見ていきたいと思います。
インフルエンザワクチンって何?
インフルエンザと言えば、高熱、だるさ、関節の痛み、ひどくなると肺炎や脳炎など、重い症状を発するウィルス性の病気です。そこで一度、感染性をなくしたワクチンを使って体を戦わせることにより、次に同じウィルスが来たときに感染させないようにする働きを作り(これを免疫といいます)、インフルエンザへ感染しにくくしたり、重症化を防いだりするものです。
通常、インフルエンザワクチンを接種してから1〜2週間で抗体が増え始め、約5ヶ月が有効期限と言われています。インフルエンザの流行期間が12月〜翌年3月ぐらいと考えると、大体10月〜12月初めぐらいまでには済ませておいたほうが効果があることになります。
インフルエンザの種類
インフルエンザの種類として「A型、B型、C型、D型」の4つの型があり、主にA型とB型が流行を起こしやすく、B型、C型はヒトにのみ感染し、D型は家畜のみに感染します。一番流行しやすいのはA型で、ウィルスが変異しやすいことから、動物等からヒトに感染したりもします。
毎年冬に流行する季節性インフルエンザの他に、最近では鳥インフルエンザや新型インフルエンザ等もあります。どちらも、もとはA型のインフルエンザウィルスで鳥や豚のインフルエンザだったものが、感染が広がるうちにウィルスが変異して毒性が強くなったり、ヒトに感染するようになったものと言われています。
予防接種の注意点
インフルエンザ予防接種には副作用(副反応)もあります。まずは、微量ながら卵の成分が入っているので、卵にアレルギーのある方は、事前に医師へ相談してください。問診票を書くので大丈夫だとは思いますが、万が一のこともありますので事前に相談されたほうが良いかと思います。
そして、だいたいの副反応は接種後24時間以内に出るようなので、接種当日は安静に過ごしたほうが良さそうです。
副反応というのは、接種したところが腫れたり、熱を持ったり、痛み、かゆみ、固くなる、発熱や頭痛、だるさが出るなどがあります。
副反応が出た場合には、まずは接種したところを冷やして様子を見ましょう。それでもだめな場合は医師に診察してもらいましょう。
引っ掻いたり、叩いたり揉んだりするのは、かえって症状を悪化させる原因にもなるのでやめましょう。
また、非常に稀ですが、アナフィラキシーショックや、ギラン・バレー症候群なども出るようです。アナフィラキシーショックは接種後30分以内ぐらい、ギラン・バレー症候群は数週間後に症状が出るようです。接種後は30分ぐらい病院で待機して帰るのが良いかと思います。
いろいろなサイトに注意事項等が掲載されていますが、詳しく知りたい方はかかりつけの病院に相談されることをおすすめします。なお、インフルエンザワクチン接種の費用は平均3,000〜5,000円程となっています。私の場合は3,000円でした。
気になる方は、ワクチン接種を受ける前に病院へ確認や予約をしたほうが良いかと思います。また、鹿児島県の場合、生後6ヶ月〜小学校6年生までのお子様や、妊婦さん、高齢者の方などは県や市町村の補助が受けられれたり、会社で補助していただけるところもあると思いますので、感染を防いだり拡大させない。また、自分を守る意味でも積極的に受けられることをおすすめします。
インフルエンザを拡散させないために
新型コロナウィルスの影響で外出される際はマスクをされる方がほとんどだと思います。インフルエンザにおいても非常に有効な手段です。なぜなら、予防接種を受けたからと言ってインフルエンザに100%感染しないわけではないからです。外出から帰ったらうがい、手洗いの励行、消毒…。自分がかからないことも大切ですが、相手にうつさない、拡散させないことも大切だと思います。
また、体調が悪くなったらお医者様にきちんと見てもらうことも大切です。
実際に毎年のように学校では学級閉鎖が起こっていますし、社会でも休めないから無理して会社に行った結果、インフルエンザを流行させてしまってかえって仕事が回らなくなったり、重症化して入院等になったりしています。
自分のため、相手のために予防する。自分のことも相手のことも気遣って、みんなでこれから始まるインフルエンザシーズンを乗り越えていきましょう!