無灯火は減ったけど違反をする自転車はまだまだ多い
暗くなると自動的に点灯するライトや、磁気を電流に変えて昼間でも点灯するライトが増えて、夜間無灯火の自転車を見かけることはあまりなくなりました。ところがいまだに歩道をすごいスピードで走ったり、車線を逆走する自転車はあとをたちません。
逆走の原因
夜の原付の走り方を見れば理由がわかる気がします。車に乗っているとわかりますが、車線の真ん中を走る原付バイクが非常に多いんですね。ルールを守って左端を走ると縁石にぶつかったり乗り上げたり、煽りでなくても後ろからくる車や右側すれすれを走り抜ける車が怖いからです。それに対して自転車にとって一番安全なのは自転車通行可の歩道です。
しかし歩道を走っていいと言っても限度があります。人通りの多い商店街などを突っ走っていいと思いますか?
人が多く滞留している商店前やバス停で人の隙間を走ったり人を押しのけて走っていいと思いますか?
歩道は原則歩行者のものです。交通渋滞や違法駐車の車を避けるためにやむをえず一時的に歩道に上がるのが認められています。もちろん歩道上では自転車として走ってはいけません。自転車を降りて歩行者になって歩いてください。
障害が解消したら直ちに車道に戻り自転車として走ります。こうした規制が自転車の「コウモリ化」を進めます。車道では軽車両、歩道では歩行者。最強じゃないですか。どうあっても自転車は車両として車道を走らせる、違反者には容赦なく切符を切る。これくらいやらないと交通秩序は守れないどころか崩壊してしまいます。
免許制、ナンバー制、更新(違反)講習
自転車を運転するのに年齢制限を設けて免許制を導入したらどうでしょうか?同時に反則通告制度も自動車並に青切符、赤切符を導入、反則金や運転免許停止、取り消し(自動車を含む)といった罰則の適用で「たかが自転車」といった甘えをなくす法制度も必要でしょう。
次にナンバー。自転車の当て逃げ、ひき逃げは年々増えています。これを少しでも減らすためにナンバープレートとそれを照らす尾灯は必須だと思います。要するに原付のウインカーとブレーキランプ(最近はブレーキレバーと連動するブレーキランプもあります。)を除く法定備品は全部のせる、と。今のLEDは安くて明るくて省電力、長寿命ですから、夜間に当て逃げやひき逃げをしても被害者に意識があったり目撃者がいれば、ナンバーで所有者が特定できるので、自転車事故で泣き寝入りする人も少なくなるのではないでしょうか?
自転車の場合、違反をしても(重大事故を除く)2回までは「お目こぼし」がありますが、3回違反をすると違反者講習を受けないといけません。これの受講者が少ないそうです。理由は簡単、学校や会社を休まないといけないからです。たかが自転車と思っている人、特に学生とOLがそれだけ多いということですね。自転車といえど運転免許の点数にも影響しますから、点数が少ない人が停止期間を短くするために受講する程度だといいます。
違反が減れば自然と受講者も減ります。そのためにも普通二輪並の実地試験付き免許制は必要だと思います。
違反講習は自動車の半日と違って丸1日かかる上、講習手数料も自動車に比べて高いので、くれぐれも違反をしないことですね。
統計では、自転車の違反で多いのはイヤホン、スマホの操作、通話がワースト3となっています。
鹿児島県道路交通法施行規則によると、片耳のイヤホンはもちろんイヤホンを使わないでラジオやCDを聴きながらの運転も禁止されています。スマホは論外として、そこまで規制する必要があるでしょうか?
車では外の音が聞こえないほどの大音量で音楽を聴いたり、バイクにカーステレオを載せている人もいます。では、自転車は規制されるのはなぜでしょうか。スマホの操作や通話は論外ですが、免許制にしても、音を聴くくらいは良いのでは、と思いました。
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