NHKのバリアフリーバラエティ(障害者のための情報バラエティー)「バリバラ」。一昔前の「障がい者の番組」という概念を覆す、笑いありタブーありのガチな人気番組です。

最近では、24時間テレビの裏で【検証!「障害者×感動」の方式】というテーマで生放送された内容が物議を醸しています。障害者を描くのに”感動”は必要なのか?当事者たちが生で語り合い、さらに24時間テレビの裏側ということで「NHKが日テレにケンカ売ってるwww」とネットでも話題に。

そんなバリバラですが、前回放送時のテーマは「発達障害のある人の就労」。9/16(金)(15日木曜深夜0:00)再放送です。
最近何かととりだたされる「大人の発達障害」を抱える人たちの就労について、スタジオには去年自らも発達障害であると告白したモデルの栗原類さんをゲストに迎え、実際に発達障害を抱える人が働く姿を追いかけました。

出社後にまず「雑談の練習」を取り入れているのが、発達障害者の就労サポートを行っているKaien。発達障害の方に特化した就労支援事業です。

「雑談の練習」と聞いて、驚く人も少なくないでしょう。多くの人が無意識にやっている「雑談」。特にこれといったテーマを設けるわけではないですが、人が集まると自然と会話が生まれます。例えば最近では「iPhone7予約した?」なんて会話も多いのではないでしょうか。

発達障害を抱える人たちの中には、そんな雑談を非常に苦手とする方もいます。
学校で教えられるものではありませんが、雑談にも暗黙のルールがあります。

  • 相手の話を聞く姿勢をもつ
  • 自分の話ばかりをしない
  • 相手の不快なことを聞かない
  • 相手を傷つける発言をしない

雑談の暗黙のルールといえば、上記のようなことでしょうか。多くの人が当たり前に守っている最低限のルールが、発達障害を抱える人にとっては難しいものだったりします。以下のように暗黙の雑談ルールを無意識に破ってしまう可能性もあるのです。

  • 相手の話を聞かない
  • 自分の話ばかりしてしまう
  • 相手が不快に思うことを質問する
  • 相手を傷つけることを平気で言う

この「雑談力」を養う時間。賛否両論あるようです。

発達障害を抱える人に限らず「コミュニケーション力」というのは社会で生きていく上で求められるスキルなのは確か。コミュ障と呼ばれる人(自覚している人)も雑談が苦手で悩んでいる人も多いことでしょう。

今回のバリバラを見た人の意見はそれぞれ。
「発達障害者に特化した配慮のある会社があるなんて素晴らしい!なるほど!そんな働き方があったか!」という前向きな意見がある一方、「ここで働けている人は軽度なパターン。実際は電話すら取ることもできない人も多い…」という悲観的な意見も。

障害者雇用がすすむ中、企業側の障害への理解や配慮も求められます。このように、毎朝設けている雑談力アップのための時間・電話を取りメモが取れるようになるまでの時間・クライアントに失礼な発言をしないようになるまでの時間など、費やす多くの時間と受け入れる余裕・理解が「ある!」と自信を持って言える企業はどれくらいあるでしょうか。

平均的に新人ができるようになるまでにかかる時間(企業側が想像している時間)を圧倒的に超えてくる可能性が高いということを念頭に、企業側も受け入れを強化していくべきなのではないでしょうか。

「発達障害のある人の就労」再放送は9月16日(金)0:00(NHK Eテレ・木曜深夜)

NHK バリバラ | 発達障害のある人の就労www6.nhk.or.jp

via:NHK バリバラ