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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

東京オリンピック・パラリンピック延期がもたらす影響とは

東京オリンピック・パラリンピックの延期を受けて

新型コロナウィルスの影響で、東京オリンピック・パラリンピックは延期を余儀なくされました。メディアの記者会見などで選手の声を聞くことがありましたが、彼らの声は様々です。

「東京五輪が延期されたのは、仕方ないです。今後に備えてベストを尽くすのみです」
「残念で仕方ない」
「次の大会までには私も1歳年を重ねるわけだからベテランの試合をするのみです」

などの声がありました。

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、選手の中にも様々な思いが渦巻いていたのではないでしょうか。今回、新型コロナウィルスの影響を受けて、大会本部は延期の決定をやむを得ず行ったわけですが、これが選手たちのモチベーションになんらかの影響を及ぼすことになるのでしょうか。

 

2021年東京オリンピック・パラリンピック開催日時

延期されることとなった東京オリンピック・パラリンピック。オリンピックは、2021年7月23日(金曜日)~8月8日(日曜日)、パラリンピックは、2021年8月24日(火曜日)~9月5日(日曜日)に開催されることとなりました。

国際オリンピック委員会(IOC)が3月30日、理事会にて決定しました。

 

国際サッカー連盟(FIFA)の決定事項とは

国際サッカー連盟(FIFA)は、普段は23歳以下で編成されているサッカー男子のチーム編成を今回、東京五輪延期に基づいて24歳以下にすることに決定しました。選手の中には延期されることで1歳、年を取ることに考慮したためであるとされます。

東京五輪には日本チームを含め16チームが参加する予定です。

FIFAは、6月までにある男子の国際親善試合を全て延期しました。女子は、20歳以下と17歳以下のW杯の延期も発表しました。

 

東京五輪延期による国の負担

東京五輪予算は、1兆3500億円と言われています。

会場として使う施設へ支払う賃借料は、約530億円に上るそうです。五輪の延期でキャンセルし、再契約するか、本番まで借り続けるなどが想定されます。各施設の契約内容により異なりますが、解約すると一定のキャンセル料が生じる可能性もあるそうです。

レスリングの会場となる幕張メッセの国際展示場では、利用開始日、4カ月前までに使用料の10%、1週間前までに90%を支払う必要があります。キャンセルしたとしても、入金した分については原則返金しないそうですが、新型コロナの影響で中止となった2~3月のイベントについては返金対象としているようです。

バスケットボールが行われるさいたまスーパーアリーナでは普通、利用許可が出た時点で利用料の50%を支払い、3カ月前に備品以外の代金を支払う流れとなります。政府による大規模イベントの自粛要請を受け、3月中に中止したイベントは特例措置で全額返金するそうです。

既に契約しているイベントについて、変更や中止をすることになれば補償を要求されることもあり得るらしいです。

3月時点で職員は約3500人が働いていて、大会開催時には8千人に増えるとされています。19年度の正味財産増減予算書、調べによると職員の給料手当は計約40億2600万円。大会が延期になると人件費も増える、という流れです。

収入を見ると、国内スポンサーからの協賛金が3480億円とほぼ半分の額を、他にチケットの売上金として900億円を見込んでいるらしいです。

延期時の協賛金やチケットの取り扱いはまだはっきりしていません。

 

東京都と組織委員会は、想定外の出費に備え270億円を予備費として計上してはいますが、延期の費用をまかなうにはまだまだ足りないとみられています。「五輪が中止になるよりは良かったが、追加のコストは数千億円規模になるのではないか」とみています。

追加費用の負担について、組織委員会関係者が「国も一定程度は負担するのではないか」との見通しを示す一方、政府関係者は「都、組織委、国際オリンピック委員会(IOC)の間で解決してほしい」と各々話しているらしいです。

 

アテネオリンピック以降、オリンピック開催地に向けて様々な意見、憶測もあったみたいでしたが、今回の東京五輪の結果がいかなることになるのでしょうか。

多種多様な意見が勿論あることでしょうが、せっかくここ日本に決まり開催されることとなった、私にとっては初の東京五輪・パラリンピック。結果オーライと収まりをつける大会となって欲しいものです。

オリンピック・パラリンピックの選手たち、ファンにとって素晴らしい大会となることを心より祈りながら、オリンピックの起源(平和の祭典)「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」ことの精神を忘れずに大会の開催を待ちたいところです。

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