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オリンピック選手の意思疎通に欠かせない通訳ボランティアの重要性

オリンピックは選手だけで成り立つものではない。別の専門性を生かして活躍する方法もある。通訳である。

世界中のたくさんの国からアスリートが集まるオリンピックではさまざまな言葉が飛び交う。競技を離れた部分ではあいまいな理解でもコミュニケーションに支障はないが、試合中の緊迫した場面で冷静に外国語を使う緊張感には、耐え難いものがあるだろう。

そんな緊張感のなか、外国語を操る通訳は無くてはならない存在だ。

リオデジャネイロ・オリンピックでもボランティアの通訳者が多く活躍した。通訳者として専門の教育を受けていなくても、外国での留学や仕事の経験があり語学が堪能なら十分に必要とされる。

日本の大学からも参加した学生がいる。将来、プロとして活躍したいと考えている学生にとっては絶好の腕試しの場だ。ボランティアであれば大会側の経済的な負担はないし、選手間の意思疎通が図れるのであれば願ってもない。

とはいえ、ボランティアであっても外国語にある程度堪能でなくては役にたてない。

通訳ボランティアは今年2月、同大がTOEICで高得点の800点以上の学生を対象に募集した。

競技には詳細なルールがあるから、細かな部分で選手に誤解があっては、判定に大きな違いが出る。

次のオリンピック開催地は東京だ。世界の共通語を英語としても、日本にはまだ英語を流暢に使いこなせる人材は少ない。そのため、東京外国語大学などの学生が情報交換し、自分たちが東京での担い手になろうと意識の高まりを見せている。

学生たちは「4年に1度の大会でしか得られない経験がある」と話し、2020年東京大会に向けボランティアの懸け橋となる自覚も芽生えている。

ただ、オリンピック・パラリンピックでの活動をボランティアで担うには経済的にも体力的にも負担が大きすぎるのでは?との声も上がっている。

ちなみに、4年後の2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が発表した「大会ボランティアに求める条件」の素案は次の通り。

・コミュニケーション能力がある
・外国語が話せる
・1日8時間、10日間以上できる
・採用面接や3段階の研修を受けられる
・2020年4月1日時点で18歳以上
・競技の知識があるか、観戦経験がある

制服を着て大会の顔にもなるボランティア陣。英語でのコミュニケーションスキルは問われるが、大会を見るだけではなく是非参加したいと意欲的な方にはもってこいだ。
通訳だけではなく様々な場面で求められるボランティアの仕事。間近で選手たちの輝きを見ることができるのはもちろん、4年に一度の世界的イベントに参加することで、素晴らしい経験ができるに違いない。

https://twitter.com/ume_amami/status/775328183574892544

自国開催のオリンピックに向け、ボランティア通訳の準備は進んでいる。言葉はその国の文化を表す代表的なものだ。それだけに、やりがいのある重要な任務だ。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/rio2016/101486.html

via:福井新聞

via:毎日新聞

http://diamond.jp/articles/-/99978

via:diamond online

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