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「見えない敵に負けた」高校球児たちに何とか救済措置を!

泣き崩れる球児たちの姿を見て、なんとかしてあげたい。

コロナウイルスによる影響で、センバツ高校野球は無観客試合か中止の2択に迫られました。3月11日に臨時運営委員会が史上初の中止の発表を決定。出場を決めた高校に伝達があり、監督から「見えない敵に負けたな」と告げられ、泣き崩れる選手もいました。

中止か無観客の2択に

様々なイベントやスポーツがコロナウイルスによる影響で中止や延期となっている中、センバツ高校野球だけは、

「中止にするか、無観客試合にするか」

この2つに絞って、臨時運営委員会で話し合いが行われました。

各地方大会を勝ち抜いて掴み取った甲子園出場の切符。球児たちは憧れの舞台で試合ができる喜びを楽しみに厳しい練習を頑張ってきました。最低でも無観客でも開催できるようにと、調整を行っている球児もいます。
プロ野球のオープン戦は無観客試合で行われてました。センバツも「多分無観客試合になるだろう」という声も多かったです。ですが、結論は史上初の中止と発表されました。

センバツ高校野球が中止になったのは、戦後の中断期間以来で初めてのことです。

32校を甲子園で試合させてあげたい

甲子園に出場経験もあるOBの方や、プロ野球選手からもセンバツ中止には残念の声がたくさん上がっています。元巨人の江川卓さんや元阪神の赤星憲広さんは、
「夏の甲子園の出場校を増やす」
というプランを出しています。

僕も選出された32校をどうにか甲子園の土を踏ませてあげたい、真剣勝負をさせてあげたいと思っています。夏の甲子園にセンバツ選出校32校と各都道府県代表の49校を合わせたら、81校となります。実現すれば大規模な大会となりますが、赤星さんは、

「出場校が70校や80校となって、運営が大変だろうけど、『大変な年』だからこそ『大変なこと』を検討すればいい」

と、開催実現に前向きな持論を述べてくれました。

中居正広さんの意見

芸能界で大の野球好きとして有名な中居正広さん。今回センバツ高校野球が中止になり、多数のバラエティー番組に出演し「大人が知恵を絞り、プロ野球チームが甲子園出場校を招いて練習試合をさせたらどうか」という提案を出してくれました。

プロ野球関係者と高校球児との接触は、日本高等学校野球連盟の規定によりできないとの制限があります。中居さんは、
「今はNPBと高野連が協力して、出場できなかった球児たちにプロ野球選手と試合をさせてあげてはどうか」
とも公言し、称賛の声もたくさん飛んでいます。

3月19日、昨日から開催される予定だったセンバツ高校野球。それがコロナウイルスの影響によって中止になるとは思いもしまいませんでした。選ばれた32校の球児たちのショックは本当に大きいと思います。プロ野球OBの声や中居さんの意見には本当に大賛成です。

なんとかして、球児たちに甲子園の土を踏ませてあげたい。それが難しいのなら、プロ野球選手との交流もさせてあげたいと思います。簡単にはいかない問題ですが、色々と難題を話し合って解決してほしいです。

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