猫を飼う上での”責任”と”覚悟”を的確に訴えるCMソング
猫を飼っている人はここ数年で非常に増えました。大半の飼い主が家族の一員として大切に飼っていると思いますが、残念ながら中には面倒を見きれないからと無責任に捨てる飼い主がいるのも事実です。いま猫を飼っている人、これから飼いたいと考えている人にはぜひ見てほしいCMが「にゃんぱく宣言」です。
「にゃんぱく宣言」
https://youtu.be/r_w-Ax0MiFY
2019年度支援キャンペーンとして、昨年からテレビやラジオ、新聞などのメディアで流れているACジャパンのCMです。猫から飼い主へのメッセージとして、猫の適正飼育を訴える内容の歌詞となっています。歌っているさだまさしさんが作詞作曲し、自身の名曲「関白宣言」を連想させるメロディーと歌詞で、猫の一生に添い遂げることの”責任”を訴えています。
”お前俺の飼い主ならば 俺の体俺より管理しろ”
猫の体調管理は飼い主の務め。普段と変わりはないか、ケガをしていないかといった体調面はもちろん、長くなった爪を切ることも大切です。爪を放置していると自身を傷付けたり、多頭飼育の場合はほかの猫にケガをさせてしまうおそれもあります。
また、予防接種や去勢・避妊手術なども猫の健康を守る上でとても大切なことです。かわいそうだからと手術を嫌がる飼い主もいるようですが、年に数回訪れる発情期は猫自身にもストレスがかかると言われています。小さな体にメスを入れるのは確かにかわいそうに思えますが、大切に思うからこそ決断しなければなりません。
”飼えない数を飼ってはいけない”
複数匹の猫を飼っている人は珍しくありませんが、経済的に破綻し飼育にも限界が訪れる「多頭飼育崩壊」のニュースを耳にすることが昔よりも増えているように感じます。原因は、不妊手術などを適切に行わず異常繁殖したり、無計画な保護や購入によって過剰な多頭飼育に陥ることなどが考えられます。
猫を多数匹飼うということは、エサ代や予防接種など、当然ながら経済的な負担も増えます。経済的な負担も考慮して、自分が飼える数に留めなければなりません。多数匹の猫の面倒を見る自信がない場合は、知人やSNS、譲渡会等を利用して貰い手を探すことなどが猫のためでもあり、自身のためでもあります。
【どうなる猫30匹、、、、】
動物が増えすぎて適正に飼育できなくなる多頭飼育崩壊。
救出された30匹以上の猫の引き取り先が見つからず、ボランティアが自宅で世話をする事態が続いていますhttps://t.co/NppkC0dHwb— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) February 16, 2020
”俺の頼れる飼い主は 生涯お前ただ一人”
猫は信頼している相手には心を開き頼ってくれます。猫にとって飼い主は、かけがえのない存在なのです。だからこそ、共に暮らすからには”責任”を持って猫の生涯に添い遂げる”覚悟”が必要なのです。これは猫を飼う上での最低条件でもあります。
猫の仕草や寝ている姿には本当に癒されます。しかし、「かわいいから」「猫が好きだから」という理由だけで飼いたいと考えている人に猫の飼育はおすすめできません。いずれ「かわいくなくなった」といった無責任な理由で放棄する可能性があるからです。犬のように従うこともなく、飼い主の都合など意に介さず好きなように生きるのが猫です。それでも、そんな猫にとっても生涯寄り添ってくれるのは、信頼している飼い主であることが一番幸せなのではないでしょうか。猫に限った話ではありませんが、命に対する責任を全うする覚悟のある人だけが、猫を飼うことを許されるのです。
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