大学生を一方的に犯人と決めつけた
1月21日の世界仰天ニュースで、無実の大学生が逮捕されて約300日も勾留された冤罪事件が放送されました。再現VTRでは、警察が一方的に犯人と決めつけたかのように白状させようとしたり、検察官もいいかげんな対応であったことが放送されて、多くの批判が殺到しました。
1月21日放送
なぜ大学生は逮捕されたのか?|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビhttps://t.co/c2hOPTQPMC pic.twitter.com/3z0KOElFXN
— 八百屋長兵衛 (@rook0081) 2020年1月22日
突然逮捕された男子大学生
2018年7月、大阪にいた男子大学生が突然警察に逮捕状を見せられて逮捕。アルバイト先を通じて知り合った共犯者と一緒に、高齢者から現金200万円をだまし取ったとの疑いでした。共犯者は取り調べのときに「(大学生に)犯行を指示した」などと嘘の供述。大学生は「そんなことは知らない」「身に覚えがない」と訴えましたが、全く聞き入れてもらえなかったのです。警察は共犯者の供述だけで大学生を一方的に犯人と決めつけ、さらに検察官も他の人から話を聞いたりしたのか、と思うほどのいいかげんな対応でした。
大学生は数社から就職の内定が決まっていましたが、今回の逮捕で就職は取り消し。大学も休学しなければなりませんでした。そして約300日間も勾留させられたのです。
滋賀県警サイテーすぎるだろ。
適当な捜査と裏が取れてないのに共犯者だけの証言で逮捕とか…
冤罪になった大学生が可哀想すぎる…そのくせ謝罪も損害賠償もないのはおかしいと思う。寝てた刑事、自白を強要させた検察は首にされるべき。#仰天ニュース #滋賀県警
— そに (@COYS01030307) 2020年1月21日
ずさんな取り調べも
再現VTRで流されたワンシーンで、取り調べを担当した刑事から「うそをつくな」「なんで黙秘するんだ」などと、大学生に怒鳴りつけるシーンがありました。さらには、取り調べ中に刑事が居眠りをするという、ありえないことまで紹介されました。
取り調べ中に居眠りする刑事って信じられない。
— たま (@Rc29N5) 2020年1月21日
#仰天ニュース
取調べの最中に刑事が居眠り!
そんな事が本当にあるの!?
そして拘留300日…— 炊飯器ぱっか〜ん☆ (@nki560) 2020年1月21日
金田一少年の事件簿のワンシーン
一方的に犯人と決めつけたシーンを見て、僕は漫画「金田一少年の事件簿」をふっと思い出しました。
それは「金田一少年の殺人」というエピソードの回で、ビデオカメラに主人公の一(はじめ)が殺人現場にいたことが証拠となり、警察に逮捕されてしまったのです。護送されるパトカーの中で、長島警部から「犯人はお前しかいないんだからな」と、もう一を犯人と決めつけたかのような発言。これを聞いた一は護送のパトカーから脱走し、自分の手で真犯人を見つけるというお話です。
「金田一少年の事件簿」。金田一がいなかったら、冤罪で死刑や長期刑になる人間ゴロゴロだ。金田一自身も冤罪にされた。やっぱり長島警部は罪深いわ。2期以降登場してないのは気になるが。
— 愛明 (@hanetokoromo) 2018年2月6日
自白させようとしたこと
真犯人を見つけ、事件の真相を解明する場面で一は長島警部に、
「あんたは頭から俺を犯人と決めつけて、ろくに他の人間を調べようともしなかった。俺が警察署に行ったところで自白させようとするだけじゃなかったのか」
と述べるシーンが浮かんだのです。
番組のスタジオにいた弁護士の話によると、
「『お前がやったんだろ』と毎日追求されると、精神的に追い込まれて疲れ果てる。面会も制限されてしまう。そして犯罪を犯してもいないのに、罪を認めてしまうこともある」
と話してくれました。
弁護士の先生が相当数のえん罪があると思うって
接見制限😰
人質司法😨酷すぎる
精神的にまいるよね😥#仰天ニュース pic.twitter.com/KIRVPDafZM— 🖇️黒猫SMAP⭐📷🐞🐬0909🌟📎🖇 (@q6NpqC5KKrEYwh6) 2020年1月21日
マジで仰天ニュースの大学生が可哀想だわ。
冤罪だけでなくて、拘置所の処遇もおかし過ぎる。
何日拘留すんの?あれはわざと拘留を伸ばすために警察が他の嫌疑を後から出す手法なんだよね。
日本の拘留手続き、拘置所は改革しないといけない。
人質司法的手法の拘留の仕方も拘留所施設も全てがおかしい— やってやるぜ。|独学につき注意 (@moig_a1w1) 2020年1月21日
謝罪もなしに怒り
大学生は2019年5月に保釈され、9月の裁判では防犯カメラに映っていないことと、犯行時刻にアリバイがあったことが証拠となり、無罪が確定しました。
約300日間も勾留され、人生を奪われた大学生が誤認逮捕された仰天ニュースは全国で大きな反響があり、事件を担当した滋賀県警や大津北警察署に非難が殺到したのです。
大阪の大学生が冤罪で逮捕された事件
大学生は内定も取り消され、留年なのに
滋賀県警、大津北警察署、滋賀地検も正当だったと謝罪も何もない?
未来ある若者の人生狂わしておいて最低
担当した警察官、検察官懲戒免職じゃないの?
国民は何を信じればいいの?— hirostagram.0223 (@Hirostagram0223) 2020年1月21日
大学生とその家族関係者には「捜査は適切だった」と未だに謝罪なし。そしてテレビの取材も断ったということに怒りを感じました。
ありえへん!
謝罪なしは意味不#世界仰天ニュース#滋賀県警 pic.twitter.com/DuNXItMoDt— ちゃんちゃん (@8d9i4po9xa91tvI) 2020年1月21日
まじで冤罪だった学生に
謝罪なし
取材拒否
刑事の処分なし
の滋賀県警には不信感が限界突破した#仰天ニュース— だいちゃん (@dai_mochan1999) 2020年1月21日
1人の大学生の人生を奪ったのに、一言も謝罪ができない警察がいるなんで信じられない。滋賀県警だけでなく、警察全体が今後信用をなくしてしまうような感じでなりませんでした。
そして、冤罪で勾留されるケースも過去にたくさんあるということも、仰天ニュースを見て初めて知りました。
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