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それぞれに合った合理的配慮

2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。

※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2019年6月3日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。

克服

Illustration by|*マリコ*

今回も前回に続き陸橋のお話です。

3人のうちの1人が好奇心にかられ危険な陸橋を渡ってみると、恐怖はあったものの無事に渡れたことを2人に話しました。

ある外出の日、時間に追われていたので3人で陸橋に挑戦してみることにしました。2人は好奇心旺盛で「ワーキャー」言いながら自力で渡ったのですが、1人は恐怖心で陸橋に戸惑っているとおばちゃんの集団が通りかかりました。おばちゃん達のパワフルなお手伝いのおかげで無事に渡ることができ、3人揃って陸橋を克服することができたのです。

それからは、外出するたびに何十分も遠回りしたり諦めたりがなくなり、快適に暮らすことが出来ました。障がいを持っていても性格によって、克服の仕方が様々です。これも一つの合理的配慮に繋がるのではないかと思います。

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