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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

障害に対する試練を負った人が福祉や医療、役所の面前に改善を求めたいこと。

障害者に負わされる変わった義務

Aさんは、今、作業所などで働いているいわゆる障害者だ。作業所のかたわらで病院のアートサークルに時として属している。属していると言ったのは、アートサークルがサークルで出入りが自由だからである。その他にも病院のナイトケア(夜のディケア)やOT活動にも参加をしたかったのが事実だ。しかし、彼は障害者だが1つの身体で2人の子供たちを育て、仕事をしている。意外に忙しい身である。

病院エピソード

それにも関わらず病院ディケアのスタッフやOTスタッフは、ディケアやOTに参加をするにあたってシフト的なものを作ることを要求してくる。例えば、何曜日と何曜日に来るかなど、休むなら一報電話を入れることや理由を話さねばならないのだ。ある日のことAさんは、仕事が忙しく目まぐるしい日が続いて体調を崩していたので病院に電話をすることにした。

「すいません、今日は仕事が忙しかったため体調が悪くディケアはお休みします」と伝えた。すると、看護婦さんの反応はこうだった「今日は、来られないのですか。体調が悪い。しばらくお待ちください。上の者に確認してきます。」と言われた。Aさんは看護婦さんに「具合が悪いからお休みしたい」と言ったのにも関わらず上の者に休んでいいかどうかを確認すると言われたことにガッカリした。仮にも病院のスタッフが「具合が悪い」と言っている患者さんのディケアの出欠を自己判断できないようなディケアにAさんは通っていいものなのだろうかと考えたのだ。

病院だけは、患者の状態や言っている内容、訴えていることを聞いてくれる立場であって欲しい。私は切にそう願う。

福祉にまつわるetc

Aさんは、今、福祉に少し手助けを得て生活を成り立たせているのだが、市役所のAさんの担当は市役所にとてもじゃないが似つかない髪をロン毛に伸ばし、年上を年上とも思わない口ぶりで上から話す若い担当者だ。彼は、ことあるごとにAさんたち家族を困らせる問題のある担当者だ。

時に、福祉は給料の見積もり額を決めたりする。それは、給料の見積もり額より福祉から渡す金額を差し引くための手筈だ。しかしながら、もし仮に見積もり額があまりに高いとAさんたち家族は一定の間、お金が入らず苦しい生活を強いられることになる。市役所職員の彼もそれは分かっているだろうに彼はいつも見積もり額を高く高くと見積もる。彼にも言うのだが人の話は聞かない。

仕事のために使う車の申請を出しても、半年間音沙汰なしで電話をかけると「本日は、欠勤しています」の日々が続く始末。半年後になりやっとどうなったかを問いただすと、「言わなかったでしたっけ、良いですよ」などとしれーっと言う。

整体の為、整形に行くと福祉でかかる整形にも関わらず自費出費してくださいなどと言われたり、時には彼が間違えて振り込んだお金の払い戻し請求をしてくる始末である。

福祉に携わって生きているAさんたちを助けてくれるはずの市役所職員が、福祉に手助けを受けているAさんたちを妬んで嫌がらせをしているように感じるほどの仕打ちを今までに何度も何度も受けているのが実情だ。

医療券などを発行してもらって病院に行ったものなら、一見元気そうに見えるAさんは病院受付たちの恰好の話のネタにされる。だから、相当具合が悪くならないと病院には行かない。

あまりに福祉を使った悪人たちの犯行の横行の為、本当に必要で受けている者までもが悪者扱いされている。実は、みんな働きたくないのだろう。しかし、私にも分かる。働かない生活は面白くないし、生き甲斐、やり甲斐がないことを。

友愛パス

鹿児島市ではバス、路面電車で、障害者は乗り降りの際にカードリーダーにカードをつければ無料で乗車が許されるという友愛パスというものがある。Aさんは以前それを使っていた。元々、病気の症状的にバス、電車内は得意ではない。ある日Aさんが、他の人に見られたくない為財布の中に入れていた友愛パスをカードリーダーにかざしたが調子が悪く、認識されなかった。すると、バスの運転手がおもむろに「中身を出してからかざして」という仕方なく友愛パスを出してかざすと、運転手がマイクを通して大きな声で「友愛パスはちゃんと見せないと」と言った。周りがザワザワと振り向く、、。無論、Aさんはそれから友愛パス自体を使わなくなったし、鹿児島のバスや電車には乗らなくなった。

障害者は利用者でありサービスを受ける側である。そこにふんぞり返ってる者もいるかもしれないが、大抵の障害者は申し訳なくありがたく使っている。もう少し与える立場や、施す立場の偏見や、ものの見方を変えて欲しいものだ。いずれにしても、まだまだ障害、福祉に関して後進していると思える。

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