障害者雇用
私たちの身の周りにいる障害者は、なかなか雇用の枠の中に入れないでいます。そこには障害があり、偏見もあります。例えば、精神障害の場合には薬の副作用などで朝起きれなかったり、ボーッとしてしまったりして注意不足が起きたり、身体がキツイときもあります。様々な理由から雇用が難しかったり、社会の枠の中に入りきれなかったりとしているのが現状です。
アメリカで、自閉症のマイケル・コインさんは21歳になった時、就職活動の為にあちこちの企業を回って歩いてみたらしいのですが、片っ端から断られ途方に暮れてしまいました。アメリカでは特に「障害をもつアメリカ人法」があるにも関わらずこの有様です。
どこにも雇われなかった発達障害の青年は起業し社会スキルも育つ
21歳まで職に就けない→なら起業だ!ということで母親とコーヒーハウスを開いた自閉症+発達障害のマイケル・コインさんのお話です。飲食店経営というハードな仕事に挑戦するのがすごい!https://t.co/Y8A1XTYOdi#発達障害#ADHD
— スンダヴ 発達障害/ADHD、ライター、副業研究家 (@1PVFisXfm6gY8qd) 2019年11月28日
障害をもつアメリカ人法
障害をもつアメリカ人法 (ADA:Americans with Disabilities Act of 1990) は、障害による差別を禁止する適用範囲の広い公民権法の一つです。1990年7月に成立しました。
1964年に制定された公民権法が、人種や肌の色、信仰や性別、出身国による差別を違法としているのと同様に、障害をもつ人がアメリカ社会に参加できることを保証しています。
果たして私たちの国、日本ではいかがなものなのでしょうか?気になるところではあります。
「RED,WHITE &BREW」コーヒーショップ
その後、悩むマイケルさんを見ていた母親のシーラさんは、家族と一緒にコーヒーショップを起業する事をマイケルさんに提案します。彼は発達障害センターでビジネスクラスに参加し、事業の術を勉強し、その後「RED,WHITE &BREW」コーヒーショップを家族で展開します。
彼らのコーヒショップ「RED,WHITE &BREW」は、コーヒー一杯以上のものを提供する家族経営のコーヒーショップであること、発達障害のある人を雇い地域社会と関わりを持つこと、世界中の障害者への見方を変えることを目標にし、障害者雇用の重要性を訴えました。
「RED,WHITE &BREW」は、親切丁寧な接客と美味しいコーヒーで人気であり、店内は、障害を抱える子供を持つ家族にとって天国となるような場所であるらしいです。
障害者の社会貢献
人気のコーヒーショップ「RED,WHITE &BREW」マイケルさんたちは、自分たちで起業し努力し栄光を勝ち取りました。では、私たち一般の障害を持つ人たちはどのようにしてマイケルさんたちのように社会貢献に結びつくような運動をすれば良いのでしょうか?
皆がマイケルさんのように家族で起業できるのでしょうか?そのようなチャンスが皆に平等にあるのでしょうか?一度、身の回りにおられる障害者の社会貢献について考えてみられませんか。