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2019.11.10:フリーペーパーVol.44発刊!

台風を乗り切る自己防衛「何もなくてよかったね」と言うために

この秋の日本列島

台風19号が関東東北を蹂躙して、すぐに20号がダメ押しで同じコースを通ったかと思えば、今度はひと晩で10月1ヶ月分の雨が降り、被災地にトドメを刺しました。死者・行方不明者合わせて100人以上という大水害が、たったの1ヶ月あまりの間に3回も起きました。

犠牲者の数だけなら伊勢湾台風や洞爺丸台風のほうが遥かに悲惨ですが、人工衛星も気象レーダーもスーパーコンピュータもない当時と今では、精度が違います。現代の気象予報は衛星写真をスパコンと組み合わせることで、1週間先まで到達予想時間を含めてほぼ正確に位置と進路を予測できます。

避難は車を使わないですむうちに

建物の被害は仕方ありませんが、世界最高水準の精度を誇る我が国の予報で、これほどの犠牲者が出たのはなぜでしょう? 犠牲者の多くが車で移動中に不幸に遭遇してしまったり、ほとんどの車が深い水たまりや、川から溢れた氾濫流にはまってエンスト。そのまま水没したのではと推測します。

家が浸水したら2階へ逃げるのが現実的ですが、車はそう簡単なものでなく、床まで水が入ってきたら、ドアを開けて外に出ることはできなくなります。車が氾濫流に巻き込まれて流されている場合は、運を天に任せて流されるしかないのですが、運よくでっかい水たまりやアンダーパスで止まった場合は、速やかな脱出で生存率はぐんと高くなります。

レスキューハンマー、持っていない人は今すぐカー用品店で買ってきましょう。1本1000円しません。それだけで命が助かるなら安いものです。これで窓を叩き割って脱出します。車は大事でしょうが、生きていればまた買い換えることもできます。まず生きることを考えましょう。これは家だって同じです。状況によっては「捨てる決断」も必要です。

車がどこまで沈んでいるかが問題ですが、普通ならボンネットが水没した段階でエンストしますから、水深は成人男性の腰、深くても胸程度です。泳ぐほどの深さではありませんが、水はどんどん入ってくるので、ぼやぼやしていると溺れてしまう危険性もありますし、氾濫した川の水がいつ鉄砲水となって、襲いかかって来るかわかりませんから、未練がましく愛車を眺めてないで、スクラップは放っといてさっさと高い場所に逃げましょう。

情報収集と自己防衛

逃げることばかり書きましたが、台風が来るまでにやっておきたいこと。逃げる準備と、避難所の場所の確認があります。次に1週間先までのNHKの気象情報。天気図も大事ですが、それより重要なのが「ひまわり」の衛星画像です。台風から北へ長く伸びた雲、「ウイッチの(最近は「魔JO」はセクハラになるらしい)髪の毛」、これに注目します。

この雲の濃さで降水量のある程度の目星がつきます。また、この雲の傾き方で偏西風の吹き方や強さ、今後の進路がわかります。この雲がかかっている付近では、台風がまだ遠くでも強風や大雨の危険性があるので、川の近くに住んでいる人はテレビ、水、コメ、炊飯器は2階の安全な部屋に移し、寝るのも2階がいいでしょう。車は多少遠くてもパチンコ屋や大型スーパーの3階以上の立体駐車場に避難させます。

「何もなくてよかったね」と言えるように

お年寄りに多いのですが、台風のさなかに、「ちよっとたんぼを」とか「船を」とか言って、外に出ようとする人が必ずいますが、見に行ってもどうにもなりませんし、被害が出ても保険がなんとかしてくれますから、そういう人は安全な部屋や避難所に連れて行って見守っていましょう。

3日前には進路が決まりますが、それたと思っても2〜3日は安心しないで、警戒態勢をキープしましょう。何もなかったら「何もなくてよかったね」でいいじゃないですか。

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