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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

その怒りの原因「予定狂いと役割期待のズレ」かも?感情コントロールの重要性

アンガーマネジメント

あなたは「怒り」に震え上がった、「怒り」にまかせて謝った判断をしてしまったという経験はありませんか?もしくは後から冷静に考えてみたら「私あの時なんであんなにイライラしていたんだろう?」、または相手のちょっとした一言にイラっとしてしまった、など多くの人が自らの怒りの感情によって後悔した事があるのではないでしょうか。

最近では怒りをコントロールする”アンガーマネジメント”というマネジメント療法も注目されています。

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)ための心理教育です。

アメリカでは、ビジネスパーソンをはじめ、政治家に弁護士、医師にスポーツ選手、俳優など、職業にとらわれず多くの人が良好な人間関係を手に入れるために自分自身の怒りのコントロール術「アンガーマネジメント」をしているといいます。テニスの錦織圭選手の成長の背景にも、「感情コントロール」があるとされています。

日本アンガーマネジメント協会という一般社団法人もあり、「怒りの連鎖を断ち切る」という理念のもと、ナショナルアンガーマネジメント協会の日本支部として全国で活動しています。

確かに以下にあるように「怒り」は不思議と(いや、当然?)連鎖するものですよね。自分自身が心穏やかな時に、いきなり理不尽に怒られた瞬間の怒りの転移の速さは瞬足ものです(笑)

「怒りの感情は連鎖する」と言われたら、あなたはどう思うでしょうか?

怒りの感情は力の強い人から弱い人へ、立場の強い人から弱い人へと向かいます。まるで水が高いところから低いところへ流れるように、怒りの感情は行き先を探します。

多くの人は職場でイライラしたり、頭にきます。その怒りの感情を家庭に持ち帰ります。そして夫は妻へ、妻は夫へと怒りの矛先を向けます。パートナーに怒りをぶつけられた親はこどもに矛先を向けます。親に怒られたこどもは学校に行って、自分より弱い子をいじめます。いじめられた子は怒りを家庭に持ち帰って親にぶつけます。

このように、やはり「怒り」はメンタルヘルスと密接に関係しているようです。いじめによる自殺や他殺のニュースが取りだたされる昨今、まずは親の怒りをコントロールすることで、連鎖した子供のメンタルを改善させるという取り組みにも注目されています。

このような怒りの連鎖のしくみを、常に冷静に判断できたらいいのですが、忙しい日本人にはなかなか難しいもの。怒りの原因は次々と目の前に立ちはだかります。

「あの人なんでいつもあんなにイライラしているんだろう」あなたの周りにそんな怒りの沸点がやけに低い人がいたら、自分に連鎖する前に、ちょっと冷静になる間を設ける努力をしてみるといいのかもしれません。(難しいけど)

怒りがすー

画像引用:Amazon

そして今、対人関係療法クリニックの精神科医の著書である「怒り」がスーッと消える本が全国の本屋で山積みになっているといいます。(みなさん怒りの感情に悩んでいるんですね)

「対人関係療法」とは、うつ病や摂食障害、不安障害への効果が科学的に実証されている治療法である。たとえば夫との関係のストレスでうつ病を発症した場合、まずは夫との関係を改善することでうつ病を治そうとする治療法だ。

“怒り”の感情とうまく付き合えないために、人間関係をこじらせてしまいがちな現代人。怒りをコントロールすることで、対人関係のみならず人生の質を向上させるべく本屋で手に取る人が続々。

そもそも人は、どんな時に怒るのでしょうか?
この本によると、怒りは「自分の予定が狂った時」に起こり「役割期待のズレ」が原因だとされています。
自分の予定が狂った時とは、例えば「取っておいたデザートを家族に食べられた」「忙しいのに上司に新しい仕事を振られた」など。一見小さいことのようですが、これは全て事前に立てていた予定が狂ってしまったということ。このプチイライラが積もり積もって怒りの山となるのです。

役割期待のズレには、
(1)「大酒飲みの友達と飲めない自分、いつも割り勘にされてイライラする」場合
(2)「2人で会っているのに目の前で携帯の長電話をされた」場合

など。確かにノンアルコール派の人と酒豪が割り勘なんて不当すぎます。正当な「役割を期待」しているわけですから「仕事ができないあの人のほうが自分より給料が高い」、例えばこのような場合も自らが被害者となりストレスが溜まる一方なのでしょう。

そこで、うまく怒りを消す方法として「相手を変えようとしないこと」がポイントだといいます。怒りにまかせて相手の考えを変えようとしても、うまくいかないのは当たり前。

自分が被害者であると思い込んでしまったら、それはわざわざ自分を傷つける行為なのではないかと指摘しています。

「忙しいのに上司に仕事を振られた」など、どうみても被害者だというケースでさえ、結局のところは被害者かどうかを決めるのは自分自身なのだから。

自らの受け身な体勢を断ち切り、主体的に人生を生きろ(大人になれw)ということなのかもしれません。

ただ、毎月のホルモンバランスの乱れによるイライラに悩まされ、自己嫌悪に陥りがちな世の女性たちの「怒り」に関しては、暖かい目で見守ってほしいもの(笑)

どうしても怒りをコントロールできない…そんな時は、ピクサー映画「インサイド・ヘッド」のように、様々な感情が自分の頭の司令室で行われている事を想像してみましょう!

https://twitter.com/elima_hoku617/status/760501900043169792

ちなみに今年10月1日からは、いつも何かに怒っている赤い鳥が主人公の映画「アングリーバード」が公開予定。期間限定でアングリーバードとコラボした「アンガーメネジメント診断」を行っているので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

アングリーバード

img_cont2_btn_10画像引用:日本アンガーマネジメント協会

http://ddnavi.com/news/318580/

via:ダ・ヴィンチニュース

https://www.angermanagement.co.jp

via:日本アンガーマネジメント協会

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