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猛暑の中での世界陸上に批判の声!東京オリンピックは大丈夫?

夜も30度を超える暑さで、棄権する選手が続出!

9月27日から10月6日までカタール・ドーハで開催された世界陸上。日中は40度を超える猛暑日で、夜も30度を超える暑さ。マラソンや競歩に参加した選手たちが次々とリタイアしていく事態にもなっていて、来年の東京オリンピック開催も選手たちの体調が心配されます。

40度を超える酷暑

カタールは中東、西アジアにある国で、5月から10月ごろまでうだるような暑さが続きます。昼間は40度を超える酷暑になり、夜も30度以上の熱帯夜になるほど。

9月27日から10月6日の間、ドーハで世界陸上が開催されました。選手たちは酷暑の中で競技を行いましたが、次々と棄権する選手が続出したのです。

 選手たちは批判するほど

日中の時間帯を避け、女子マラソンは午前0時にスタートしました。

ドーハは夜でも気温は30度以上を超えます。なるべく涼しい時間帯を選んだのだと思いますが、出場した68人参加した中、28人の選手が暑さで途中棄権をしました。

このようなことになり、一部の選手から批判が出ています。

今ごろ涼しい部屋で寝てる

棄権する選手が続出した女子マラソン。優勝したケニアのチェプンゲティッチ選手は歴代最遅タイムを記録。さらに5位に入ったベラルーシのマズロナク選手は国際陸連に対し、

「多くのお偉方がここで世界選手権をすることを決めたのだろうが、彼らはおそらく今、涼しい場所で寝ているんだろう」

と批判しました。

批判の声が相次ぐ

さらに、男子50キロ競歩に参加したカナダのダンフィー選手も、

「かなり馬鹿げた、クレイジーな気象条件だった」

と話しており、夜といえ30度を超える環境の中でのマラソンや競歩は熱中症を発症していまい、選手の命に関わるかもしれません。日本代表のコーチも「昼間にやっていたら死人が出るかも」と話すほどなので、世界陸連の方はなぜドーハを開催地に決めたのでしょうか。

東京オリンピックは大丈夫か?

2020年夏に開催される東京オリンピック。8月の東京の気温は猛暑日を記録することが多く、東京だけではなく全国で熱中症の症状で病院に搬送されるニュースを聞きます。

そのような暑さの中で行われる東京オリンピックも陸上競技など野外での競技が多くあり、選手たちや応援に来ている方の暑さ対策がかなり心配されます。

マラソンも昼間の暑さを避けて早朝6時にスタートしますが、それでも気温は30度を超えると思います。日差しとアスファルトの照り返しで選手たちの体力を奪っていき、ドーハ世界陸上のように棄権する選手が出てくるかもしれません。

東京マラソンや箱根駅伝、全日本大学駅伝といった大きな大会は11月から3月と夏場を避けて開催されるのに、東京オリンピックのマラソンや競歩は過酷な暑さの中で行われるのは、本当に危険だと思います。

簡単に言いますが、マラソンや競歩は夏季オリンピックではなくて、冬季オリンピックに変更などできないのでしょうか? 1番大事なのは選手たちの命です。

「こんな暑さの中で行われるオリンピックはもう嫌だ」

というような意見が選手たちから出てきてほしくない。

選手全員が完走できるように、十分な暑さ対策をしっかりとお願いしたいものです。

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