しかし、それを受給するためには、多くの時間とエネルギーを要します。
そもそも障害年金には受給資格というものがあり、
分かりやすく書くと、
・障害が発生した時点(初診日)で、年金に加入していること
・障害認定日において、その傷病により障害等級に該当する障害状態にあること
・初診日の前日において、年金の納付要件を満たしていること
「分かりやすく書くと」としましたが、これでもよく分からないですね。
そうです。障害年金は本当に理解しにくいのです。
参考までに、障害年金サポートのホームページのリンクを貼っておきます。
http://www.syougai.jp/nenkin/
via:障害年金サポートセンター
これを見てみても、
障害年金を受給するための流れはあまりにも長いし、用語もとてつもなく多いですね。
初診日を思い出し、遡ること。
年金事務所や市役所に相談をしに行く必要があること。
申立書、請求書、不受理の場合……。
更には全ての書類を提出してからも、決定までに3ヶ月あまりもの時間を要すること。
これで皆さん、分かったのではないかと思います。
年金を受給するということは、かなりの苦労をするのだと。
障害を持つ人たちは、障害を持っているのですから当然、体力面の問題や、はたまたコミュニケーションを取ること、文書を書くことが困難な人だって存在します。
それで、このシステム。
障害を持つ人を助けるための障害年金であるのに、受給する前から私たちを苦労させるのです。
年金ということで、お金に絡むことであるから小難しくなってしまうのも分かりますが、配慮が足りなさすぎるのではないかと私は思います。
これは、法案などで決まっていることですから、簡単に変えていけるものではないのですが、障害を持つ人たちに立ちはだかるこの現実を知ってもらいたく、今回、こういった記事を書きました。
この記事を読んで、いわゆる「合理的配慮」がより広まり、そしてこの事実を一人でも多くの人の心に留めておいて貰えることを私は願っています。
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。