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2019.09.10:フリーペーパーVol.42発刊!

懐かしい父の声蘇る「鹿児島弁検定試験」はじまる!

知ってましたか?「郷土を愛する鹿児島弁に検定試験がある」のを!

長かった梅雨も明け、夏空の元、暑い日が続いております。タオルを首に巻いた近隣のご夫婦さんが私の家に来て、挨拶がわりかに、「ぬっかね〜」「じゃっど!ぬっか」と、私も「暑いですね」と返事。天文館のむじゃきの白熊が、食べたくなる思いに駆られてしまいました。

あっ!すみません。実は7年程前、私は鹿児島弁検定試験の初級に合格しました。
鹿児島に戻って来て21年、近隣の地域の方達と親睦を深め、郷土を愛するための最初の取り組みでした。

本年(2019年)11月、鹿児島市で開催される予定です。詳しくは、「鹿児島弁検定協会」を検索下さい。

「鹿児島弁検定協会」
https://kagoshimaben-kentei.com/index.htm

とてもユニークな試験です

一般的な試験にイメージされる静かな空気と違って笑いの中での試験でした。

試験は、初級、中級、上級等、分かれて開催されます。

試験内容は、鹿児島弁を標準語、標準語を鹿児島弁に置き換える等、問題用紙に従って解答したり、鹿児島弁劇団「げたんは」の寸劇によるリスニング試験等、解答するのは、全て筆記試験でした。
ネット検定試験もあるようで、県内の方、また、県外の方々にも準備されていますので、奮って挑戦しましょう!

(合格した当時、私が頂いた鹿児島弁の掛け軸です)

鹿児島弁との出会い

幼少の頃いまでも思い出しますが、亡き父が「わいも『ほ』が、なかね〜」と勉強のきらいな私に常々言っていました。北九州市で生まれ育った私に「ほ」がないと言われても、まったく意味がわからず下をむいてたら、少し間をおいて頷くように「『ほ』がなかね〜」でした。これが、私の鹿児島弁との最初の出会いでした。

・「頭にくる」ことを『ビンタにくっでね』
・「暑い」ことを『ぬっか ぬっか』
・「しんどい」を『てそい、だれた』
・「こっちにおいでのこと」を『け』『けっちよ!』
・「がんばっれ!」を『きばらんか』
・「食べなさい」を『たもらんか』
・「ちゃんとしなさい」を『はしとせんか』等、説教されてるようで、
・「ご苦労さ様」を『お疲れ様』
・「いらっしゃい」を『おじゃったもんせ』
・「びっくりした様子」を『んだもしたん』
・「恥ずかしいこと」を『げんなか』
・「可愛い女性のこと」を『もぜかね〜』
・「イケメンのこと」を『よかにせ!』
・「曲がりくねった、ゆがんだこと」を『よんこひんご』
・「凄いこと」を『わっぜとよ』

等々・・・・・思い出します

バスの中で出会った おもしてかオバサン

試験受ける数カ月前、偶然ご婦人とバスの中で出会いました。鹿児島弁で上手にお喋りするのですが、言っていることのほとんどがわかりませんでした。胸キュンすることもなく聞いていた私に、「お兄ちゃん鹿児島弁の検定試験があるんだけど、受けてみんね」と言いました。

大好きな黒糖飴を差し出されて口の中に入れた瞬間、蕩けるようで思わず「うっま!」・・・・渋々と私は承諾してしまいました。

鹿児島弁検定試験の猛勉強

試験を受けると約束した以上合格するため、私は必死に勉強しました。子供の頃、父に叱られたあの意味が解る時が来るんだと思い、ワクワクしました。しかし鹿児島弁を覚える事、学ぶ事や単語も沢山あり、簡単ではないことがわかってきました。

悶々としている私のところへ、なんと試験を勧めたご婦人から過去に出題された問題を、内緒でみせてくれました。そういうこともあって、私なりに傾向と対策の準備ができ、気持ちよく試験に望め、お陰様で無事合格する事ができました。ご婦人に対して「ありがとうさげもうした」と、お伝えしました。

合格したからと言っても、あくまでもペーパー試験です。もちろん会話はできません。鹿児島弁をよくしゃべる方によく言われるのですが、イントネーション(からいも標準語)が、なっとらんね。
・・・・でも「おもしてか!」と、評価してくれました。自分でもよくわかりませんが、地元の鹿児島県人の方と、少し距離が縮まり嬉しいかったです。

独断ですが、鹿児島弁(方言)を学ぶことは、郷土を愛することに繋がるのではないでしょうか。一番私なりに思ったのは、亡き父との距離がだいぶ縮まったことでした。

鹿児島の歴史

いい感じで喜んでいる私に、娘が「お父さん 文化(方言)も大事だけど、少しは、鹿児島の歴史を勉強したら?」と言われ、時間を見つけては、歴史の勉強をはじめているところです。

昨年(2018年)は、明治維新から150年にあたるということで、NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されました。「西郷どん」(テレビ)で改めて、偉人の多い鹿児島県だなぁと思い、感動の連続で見ておりました。

特にシルバー世代の方に鹿児島の偉人の話をすると、一瞬目を細め「君もしっているのか!」と言い、しばらくその偉人にまつわるエピソードの話を熱く語ってくれます。鹿児島に帰って来て21年を経て、父が愛した鹿児島の地に根をはって末永く楽しく生きて行きます。

終わりに

「『ほ』がなか」とは、しっかりしていない・抜けている・ぼけーっとしている事。

方言の意味「ほ」とは船の「帆」とか、稲穂の「穂」などの説があるようで、どちらにしろ肝心な部分がないという事でした。また私が、この鹿児島弁でびっくりしたのは、「ほがある」とは言わないそうです。

もともとみんな「帆」や「穂」を持っている。そういう人が、苦難に直面した時に、使われる言葉だと思いました。

そんな父が、勉強もできず諦めている私に対して励まし、背中を押し続けていたんだなと感じました。感謝の気持ちで一杯になりました。そして私自身もしっかりと「家族の柱?」として、舵取りを、いや努力していく決意です!

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